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千葉ロッテ吉田、開幕スタメンも打撃不振で苦悩。コーチや大打者の助言胸に『柱』を作り上げる【マリーンズ浦和ファーム通信#22】

今季マリーンズの開幕スタメン捕手を務めた吉田裕太は、先発の涌井秀章を巧くリードし勝利へ導いた。しかし極度の打撃不振に悩み、開幕から2カ月して遂に登録抹消となった。そして今――見失いかけていた「自分」を取り戻すべく、二軍で懸命に練習に励んでいる。

2016/06/22

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千葉ロッテマリーンズ

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打撃不振で登録抹消。二軍で取り組むべきこと

 順調に進んでいるかのように見えたプロ3年目。しかし、落とし穴に、はまってしまった。5月30日、吉田裕太捕手は一軍登録を抹消された。

 キャンプからアピールを繰り返し、3月25日の本拠地での開幕戦(北海道日本ハム)では目標としていたスタメンマスクの大役を任された。そして、そのリードで見事にチームを勝利へと導いた。満員の観衆が詰めかけたQVCマリンフィールドで試合終了の瞬間、ガッツポーズを見せた背番号「24」に誰もが飛躍をする姿を思い描いた。

 だが、その後は打撃不振に陥り、21試合に出場して28打数無安打。開幕から約2カ月。試合後にファーム行きを通告された。

「悔しかったです。でも結果が出ていなので、仕方がない。チャンスを沢山いただいのにも関わらず、チームに貢献できない自分が情けなくて、それが辛くて仕方がなかった」

 打ちひしがれるようにファームに合流をした。待っていたのは福澤洋一・二軍バッテリーコーチだった。練習後、話し込んだ。野球の考え方、リード、キャッチャーのあり方など徹底的に自分の考えを述べ、意見交換をした。「あんなに時間をかけてじっくりと自分の野球観を人に話させてもらったのは初めてかもしれない」。コーチは頷きながら、じっくりと聞き入ってくれた。そして、優しい口調で悩める若者に伝えた。

「一緒に練習をして克服していこう。そして悩んでいることに関しては一緒に解決していこう。その方法を導き出してあげるから、心配しなくていいよ。きょうはいろいろな話を聞けて、深く考えていることを知れてよかった。考えることはキャッチャーとして、とても大事。それを柔軟に考えながら、臨機応変にやっていこう。いろいろな宿題を出すから、それを一つひとつ解決して、引き出しを増やしていこう」

 そして、一つの約束をした。一軍のナイトゲームは必ず見る。

「映像で、一軍の試合を見るのは辛いだろう。その気持ちは分かる。だけど、いつ呼ばれてもいいように投手の状態を把握しておかないといけない。もちろん、発見があるかもしれない。絶対に見たほうがいい」

 だから二軍戦や練習が終わり自宅に戻ると一軍戦が終わるまで試合をしっかりと見て、アンテナを貼り続けるようにしている。そして、その中で気が付いたことをメモするようにした。リード面以外にも、打撃のヒントを見つけたりもした。それを翌日、練習や試合で試す。そんな日々を送っている。

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