【6月19日東京ヤクルト対埼玉西武戦、BBC独自採点】栗山1500本安打を達成。秋山と川端の安打に高評価
6月19日、東京ヤクルト対埼玉西武戦は5－7で埼玉西武が勝利を収めた。現地取材に基づき、この試合をベースボールチャンネル独自基準にて採点を行ってみたい。
2016/06/20
＜埼玉西武ライオンズ＞
（中）秋山7.0
評 3安打の猛打賞で2得点を挙げた。特に2打席目の右翼前安打は凡人にはできない高い技術だった。彼のバットコントロールの巧さ、バットマンとしてのレベルの高さを見せられた。その芸当に高い評価を付けた。
（左）栗山7.5
評 1、2打席は四球を選んでチャンスメークして2得点に絡んだ。3打席目は中越えの適時二塁打を放ち、6回には決勝の犠牲フライ。最終打席に通算1500本目のヒット。まさに、栗山の日だった。今日のマン・オブ・ザ・マッチ。
（右）森6.5
評 3番に抜擢されて、3安打3打点。上位打線のチャンスをことごとくホームに還す大活躍だった。
（一）メヒア6.0
評 先制の適時打を含む2打点の活躍。ヒットは1安打のみだが、4番打者としての役割を果たしている。
（二）浅村5.0
評 5打数3三振と全く元気がなかった。1打席目の甘い球に手が出なかったシーンは、少し気気がかりだ。
（遊）鬼崎6.0
評 2安打1四球。古巣の本拠地で躍動した。この日は得点に絡むことはなかったが、下位に向かって行く6番打者としての役割は果たしていた。
（捕）炭谷5.0
評 先発・多和田のリードには多少の課題も残ったが、2番手以降、試合がどちらに転ぶかわからない展開の中で4イニング0点に抑えたのは評価できる
（三）金子侑6.5
評 4打数2安打2得点。下位打線からチャンスメイク。秋山との、9-1番コンビは今後も形になっていきそうだ。自身が生きて、秋山も生きるパターンが出来つつある。
＜投手＞
多和田5.0
評 プロ初勝利は見事だが、5回5失点。勝負所でスライダーがほぼすべて甘くなっていたのは課題だろう。打線に助けられた勝利といえる。次戦に生かしたい。
野上5.5
評 前日に失点して負け投手になるなど厳しいメンタリティの中、1回を何とか無失点でしのいだ。
武隈6.0
評 7回に登板。二人の走者を出したものの、失点しないピッチングの基本を見せてくれた。この回の無失点がその後に与えた影響は大きい。
バスケス5.5
評 武隈が作ったリズムをうまく生かした。3者凡退に抑えるナイスピッチングだった。
増田6.0
評 ストレートは走っていたし、低めにコントロールされていた。最後はピンチを招いたものの、山田にスイングをさせない見事なピッチングだった。
＜途中出場＞
永江―
田邊監督6.0
評 森を3番に起用したのが功を奏した。8番に投手を置き、「9番・金子」もあたりだった。前日失点の野上を起用する執念の継投で勝利に導いた。