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【6月7日~9日交流戦第3節展望】西武・菊池、高橋光VS巨人打線。好調・DeNAはパ首位のソフトバンクに挑む

2016年6月7日~9日までの交流戦第3節、勝負のポイントはどこにあるか。

2016/06/07

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パ首位のホークスは山田が今季初先発

ソフトバンク(パ1位)―DeNA(セ3位) ヤフオクドーム

 

 パリーグ首位のソフトバンクが好調のDeNAを迎える。初戦の先発は今季初先発になる山田大樹。昨季は1軍での登板もなかったが、ここでチャンスをつかんだ。育成上がりの意地を見せたいところだ。2、3戦目はおそらく和田、中田になるだろう。和田は前回登板で5回2失点で敗戦投手になっている。同じ轍は踏みたくない。打線は、1番の今宮が好調をキープ。内川も振れていて隙はない。

 DeNAは3連勝と勢いに乗る。先発陣はモスコーソ、石田、井納が濃厚だろう。王者のソフトバンクに対し、自慢の投手陣がどこまで抑えることができるだろうか。ホークス打線は縦変化に弱いと言われているだけに、見どころの多い対決だ。打線は前節爆発した。4番・筒香、5番・ロペスが当たっており、チャンスを作れば必ず返してくれる。相手投手に柔軟にオーダーを対応できる強みがある。速球派を苦手とする打線だが、組み易しとなるか。

 

ロッテ(パ2位)―阪神(セ4位) QVCマリン

 

 先発投手陣の崩壊でよもやの3連敗、ロッテは踏ん張りどころだ。初戦の先発は石川。現在は3連勝で調子も良く心配はなさそうだが、チーム状態が悪いだけにどこまで踏ん張れるか。3戦目予定の二木は前回登板で粘りのピッチング。今回も粘りたい。打線は、これまで伸び悩んできた俊足の加藤が芽を出しつつある。当たりまくっている角中、安定している鈴木と打線を繋いでいきたい。DHがある分、前節のようにはならないはずだ。

 阪神は前節負け越し。接戦を落としたのは痛い。ロッテ同様に立て直しが急務だ。初戦の先発・能見は良い時と悪い時のピッチングがハッキリしているが、どちらに出るか。2戦目はルーキーの青柳、3戦目は藤浪の予定だ。藤浪は前回登板で7試合ぶりの勝利を完封で挙げ、調子が上向いてきている。打線は組み替えが多い分、安定感を欠いている。どう選手を信頼できるかだろう。また今節は、北条と田村、二木と横田と、元チームメイトやライバル同士が当たるのも楽しみの1つとなる。

 

日本ハム(パ3位)―広島(セ1位) 旭川、札幌ドーム

 

 5日の試合で大谷が163キロを投じ、話題を独占した日本ハムは先発投手陣が鍵を握る。初戦の先発は有原が上がる。今季5連勝のあとに2連敗している。どう立て直してくるかだろう。その後はバースらが控えるが打線が良いだけに、しっかりとゲームを作りたい。打線は主砲の中田が手がつけられないほど好調になり、天才・西川が調子を上げてきた。打者専念の大谷、技のある田中賢、中島と役者が揃っている。

 広島はローテーションを再編。初戦の先発は若い左腕の戸田が抜擢されるが、本領発揮できるか。今季、成長の兆しを見せているだけに運命の一戦となるはずだ。ジョンソン、野村と安定した投手が控えているだけに、結果を恐れず挑みたい。打線は一時ほどの勢いはないとは言え、セリーグ1番の打線だ。右左を苦にしない1番の田中、菊池、丸、新井、エルドレッドと役割が発揮し値得るのが強さの要因だ。下位を打つ鈴木誠、安部も怖い存在だ。パの上位3チームと続けての対戦となるが、ここを乗り切って、後半につなげたい。

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