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中村晃、出塁率4割が自分の役割。強力ソフトバンク打線を支える男の哲学

首位を快走するソフトバンク、強力な中軸を脇から支える選手の一人が中村晃だ。

2016/05/26

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短期の1番起用にもこたえる

 開幕から約2カ月、40試合以上を消化して首位を走るソフトバンク。3番から6番打者まではほぼ固定され、入れ替わりのある下位打線でもチャンスを拡大し、打線のつながりが生まれている。3番・柳田悠岐、4番・内川聖一、5番・長谷川勇也、6番・松田宣浩。ここまででも十分に脅威なのだが、その後にも気の抜けない打者がいることがソフトバンクの強み。リーグトップの得点力がそれを証明している。

「関係ないですっ!」

 気持ちがいいくらい勢いのある返事が返ってきた。

 5月24日、5試合ぶりに打順が1番から7番に戻った中村晃。今シーズンは1番で4試合、5番で1試合、6番で17試合、そして7番で22試合に出場している。どの打順でもきっちりと数字を残し、仕事をしてみせている。打順によりめぐってくる状況や求められるものが違ってくるはず。自身はそれをどう捉えているのか尋ねたときの答えが、冒頭の一言だった。

 24日オリックス戦後、工藤公康監督は「城所の調子もいいし(1番にして)、中村をまた7番に戻した。もともと短期で1番に置いていた」と話した。

 この試合では2回に先頭の松田宣浩が三塁打で出塁すると、その後中村のタイムリーで追加点をあげた。打線につながりが生まれることを指揮官も認めている。

「打順が何番であろうと、自分のやることに変わりはない」

 以前からその姿勢は変わらない。確かに、打順によってホームランを狙おうとするわけでも、普段やらないプレーをしようとするわけでもない。いつも通りにボール球を見極め、ファールで粘り、きっちりヒットを打って後ろにつなぐ。これが中村晃のスタイル。選球眼のよい打者が7番に座るいやらしさは対戦相手も感じていることだろう。

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