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阪神・藤川も絶賛した大木貴将、支配下登録に向けた戦い――家族を養うため、独立リーグのために「結果を出す」【マリーンズ浦和ファーム通信#18】

2015年育成ドラフト1位入団のマリーンズ・大木貴将は1月に入籍するも単身、寮で生活することに決めた。その背景には、プロで生き残るための強い意思があった。

2016/04/18

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千葉ロッテマリーンズ



偉大なる投手の期待に応えたい

 励みがある。昨年、同じく四国ILリーグの高知に所属し、今年から阪神に入団をした藤川球児投手が昨年10月22日に更新をした自身のブログで「間違いなく使える選手。僕のイチオシ。自信を持ってプレーをしてほしい」と絶賛をしてくれた。香川球団の関係者から伝え聞き、強い決意がみなぎった。

「藤川さんにここまで言ってもらえたのだから、変なプレーはできない。しっかりやって、評価に応えないといけないと思っています」

 対藤川は昨年、四国ILリーグで8打数4安打。ベースランニングで一塁まで4秒を切る俊足や、首位打者を獲ったシュアな打撃を見てくれていた。それがなによりうれしかったし、評価をしてくれたことが誇りに思えた。偉大なる投手の期待に応えたい。その想いを厳しい日々の中で、自分を突き動かす。

「小学校3年生の時に野球を始めた時からプロ野球に入る事を夢見ていた。まだ今はプロ野球選手になったとは思っていない。そのチャンスをもらっただけ。僕は一生懸命頑張って、結果を出して早く、支配下登録をしてもらいたい」

 今はひたすらアピールする日々。朝から夜まで野球漬けで夢を追い求めている。目指すはQVCマリンフィールドのお立ち台。地元・千葉県君津市出身で子どもの時、スタンドで見た憧れの舞台で大歓声の中でプレーをすることだ。そしてそのスタンドの中にここまで寂しい思いをさせている新妻を招待すると決めている。

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