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ホークスにとって残留こそ最大の補強。川﨑から受け継がれた、「声」で存在感を発揮する松田宣浩

ホークスの松田宣浩の存在感が際立つ。昨オフ、メジャー移籍を目指すも断念したが、熱男の残留は何よりもチームにとって大きい。

2016/03/15

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sh5matsuda

キャンプでもひと際目立った選手

 宮崎駅から車で約20分、宮崎市生目の杜運動公園野球場には今年も多くのファンが押し寄せた。昨季、2年連続で日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスが春季キャンプを張り、連日万単位の観客数を記録。「松坂凱旋フィーバー」に沸いた昨季と比べるとやや減少したとはいえ、2月14日には3万人のファンが来場するなど、同じく宮崎でキャンプを張る巨人をしのぎ、12球団でもっとも多くの観客を集めた。

 キャンプを取材すると、その数字にも納得がいく。主に野手のA組(一軍)が練習を行うアイビースタジアムでは内川聖一、今宮健太、中村晃といった主力が黙々と練習をこなし、ブルペンに足を運べば武田翔太、松坂大輔、攝津正、五十嵐亮太、リック・バンデンハーク、デニス・サファテ、さらには今季ソフトバンクに復帰した和田毅ら豪華投手陣が競演。

 B組(二軍)の練習を見ても、キャンプ前半はひじの手術で調整中の柳田悠岐などがおり、とにかくどこを見ても一流選手だらけ。まさに「オールスターキャスト」と呼ぶにふさわしい。

 実力はもちろん、人気面でも「球界の盟主」巨人に肉薄するソフトバンクだが、その中でもひと際“目立つ”選手が一人いる。

 それが、松田宣浩だ。

 昨季は主に柳田、内川、李大浩のクリーンナップの後を打つ6番打者として143試合にフル出場。打率.287、35本塁打、94打点を記録した。ヤフオクドームに新設されたホームランテラスの影響もあり、本塁打、打点はキャリアハイ。強力ソフトバンク打線の中心を担い、昨秋開催のプレミア12、今春開催の台湾との強化試合でも侍ジャパンに召集されている。

 いまや日本を代表する打者となった松田だが、過去の実績や昨季の成績だけを見ると、決してチーム内で「飛び抜けた」選手というわけではない。そんな彼が、グラウンドで誰よりも“目立つ”理由。それが、練習中の“声出し”だ。

 内野シートノックなどでは、球場中に響き渡るほどの声で、とにかく1球1球、大きな声をあげる。外野からバックサードの送球が戻ってくると、キャッチするたびに「アウトォーー!」と叫び、自身が関わらない打球でも、野手に向けて「ヨッシャーー!」「オーケーー!」など、とにかく1プレーごとに、松田の声がこだまする。

 あまりの声の大きさに、スタンドのファンからは笑い声も起きるほどだ。

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