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野球賭博問題再燃。巨人の中継ぎ、プロ4年間で139戦無敗・高木京介の代役は誰に【死亡遊戯コラム】

巨人の高木京介が野球賭博に関与していたことが明らかになった。高橋監督にとって、戦力として計算していただけに頭が痛いはずだ。

2016/03/13

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貴重な戦力だったが……

開幕直前のプロ野球界に激震が走った。
 
8日、巨人は緊急会見を開き高木京介が野球賭博に関与していたことを発表。
昨秋の3投手に続き4選手目の発覚となった。
翌9日には高木本人が謝罪会見。プロの世界で139戦負け知らずの投手が泣いていた。
高木への処分はまだ確定していないが、もはや選手だけでなく球界を混乱させた巨人球団に対するペナルティも当然検討されるべきだろう。
かと言って怒りのままに、わずか6球団で行うリーグ戦興行で数十試合出場停止とか実現性の薄いことを議論しても仕方がない。
例えば2016年のドラフト1位・2位の指名権剥奪のようなリアルな視点が必要だ。
いかに感情的にならず、ウエットにならずにこの事件と向き合うか。
起きた事実のみをドライに徹底的に調査する。
そのためにはNPBの外側に野球界の人間以外で調査機関を作ることが重要になってくるだろう。
 
巨人は憂鬱な問題を抱えたまま、143試合を戦う長いペナントレースが始まろうとしている。
野球賭博問題の衝撃で置き去りになっている感はあるが、由伸巨人にとっては当然「戦力としての高木京介の穴」も大きい。
プロ4年間毎年1軍のマウンドに立ち続け、デビュー以来139戦無敗という日本記録を樹立した中継ぎ左腕。
ファンの間では、この無敗記録に懐疑的な声があったのも事実だ。
結局、重要な場面で投げさせてもらえないだけ。大差のリードや敗戦処理がメインじゃないかと。
確かにクローザーやセットアッパーのように、チームの勝敗を行方を左右する仕事は超ハードだ。
肉体的にも精神的にもタフさが求められる。
だが、そのかわり充実感も大きい。高額給料に加え自分がチームを支えているという強烈なプライドも手にすることができるだろう。

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