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通算24勝63敗6分、侍ジャパンは全米代表に勝ち越せるか?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。第17回目は、12日に開幕する日米野球についてだ。

2014/11/10

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8年ぶりの「日米野球」開催

 明日から日米野球が始まる。全米オールスターがやってくるのは2006年以来8年ぶりとなる。

 8年間も開かれなかったのはなぜなのだろう。

 野茂英雄がパイオニアとなり道を拓き、2000年代にはイチローや松井秀喜などのMLB挑戦によって日米の野球の距離がぐっと縮まった。そしてWBCが始まり、日本でMLBの開幕戦が開かれるなど国際試合が身近に開かれるようになった。自然に「日米野球」の存在意義が薄れつつあったのではないだろうか。

 しかしWBCに本格的に取り組むために『侍ジャパン』が常設化された。その経済的な基盤も築いていかなければならない。さまざまな理由や思惑があるにせよ、久しぶりの開催に国内野球ファンも心躍らせている人もいるはずだ。

 実は、NPBの「憲法」ともいえる「日本プロフェッショナル野球協約」には、2008年度版までこういう条項があった。
 
 日本プロフェッショナル野球協約
 第3条 (協約の目的)
(2)わが国におけるプロフェッショナル野球を飛躍的に発展させ、もって世界選手権を争う。

 今の協約にはこの条項がなくなっているが、このようにかつて「日米野球」はシーズンオフの「余興」ではなく重要なイベントだったのだ。

 ところで、日本に初めてMLBが遠征してきたのは1908年、明治41年のことだ。
 以後の戦績を一覧表にした。

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 戦前は、MLBに全く歯が立たなかった日本チームも、60年代になると3試合に1つくらいは勝てるようになる。90年台には4割近い勝率となったが、21世紀に入ってまたアメリカが押し戻している。
 当初は物見遊山気分でやってきていたメジャーリーガーも、日本チームが次第に力を付けてくるとともに認識を改めて真剣に戦うようになってきた。
 最近は、NPBへの売り込みを考えるMLB選手もいるためか、アメリカの選手の真剣味が増している感がある。

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