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誕生日が1日違っていたら……同世代選手の目標だった桑田真澄と清原和博。甲子園をわかせプロに進んだ「KK世代」

長き高校野球の歴史において、桑田・清原の「KKコンビ」は一つの時代となっている。この世代において、プロで活躍した選手はどのような選手がいたのだろうか。

2016/02/11

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プロで大成した野手は少

 1967年4月2日から1968年4月1日までに生まれた、いわゆる「KK世代」で、NPBの公式戦に出場した選手は97人いる。
 外国人選手を除くと75人。数的には松坂世代の71人とほぼ同じだが、スター選手がたくさん出た松坂世代とは異なり、この世代で大成した選手はそれほど多くない。
 
500安打以上を打った打者は4人となる。
 
・清原和博 2122安打 67年8月18日生 PL学園-西武、巨人、オリックス
・田中幸雄 2012安打 67年12月14日生 都城高-日本ハム
・大島公一 1088安打 67年6月17日生 法政二高-法政大-日本生命-近鉄、オリックス、楽天
・西山秀二 716安打 67年7月7日生 上宮高-南海、広島、巨人
 
 田中幸雄は都城高の2年時に遊撃手で春の甲子園に出場。4月3日、準決勝でKKコンビのいるPL学園と対戦し、延長11回落球によって0-1で惜敗した。
 夏の大会にも出場し3回戦でPL学園と対戦したが、チームは6失策を喫し1-9で敗れた。
 
 大島公一も法政二高の2年時に春の甲子園に出場、2回戦で拓大広陵に敗れている。
 西山秀二は、桑田真澄と大正中学の同級生だった。桑田とバッテリーを組んで準硬式の大阪大会で優勝している。甲子園出場経験はない。
 
 PL学園で桑田、清原とともにプレーした同級生で、他にプロ入りしたのは3人。すべて野手だ。
 
・内匠政博 外野手 259安打 68年2月24日生 PL学園-近畿大-日本生命-近鉄
・松山秀明 内野手 25安打 67年4月18日生 PL学園-青学大-オリックス
・今久留主成幸 捕手 3安打 67年5月10日生 PL学園-明治大-大洋、西武
 
 松山は85年夏の優勝時に主将で3番二塁手として宇部商の古谷からサヨナラ安打を打っている。
 KK世代の野手としては他に、西武の代打として活躍し、現在は東北福祉大の監督である大塚光二(外野手 193安打 67年8月26日生 育英高-東北福祉大-西武)、広島のヘッドコーチの高信二(内野手 139安打 67年4月16日生 東筑高-広島)などがいる。

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