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過度な重圧、期待からの解放――大田泰示25歳、8年目のリスタート【死亡遊戯コラム】

今年の巨人の春季キャンプは、14年ドラフト1位の岡本和真に注目が集まる。そんな中、静かに再スタートを切ろうとしている選手がいる。

2016/02/04

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tokyod

注目は14年ドラ1スラッガーへ

2002年7月3日の東京ドーム。
中日戦でそれぞれ本塁打を放ったスーパースターたちがお立ち台に顔を揃えていた。
松井秀喜、高橋由伸、そして清原和博である。

あれから14年。
40歳になった由伸は巨人の監督となり、元メジャーリーガー松井は臨時コーチとして宮崎キャンプ入りし、清原は都内で逮捕された。
時の流れは残酷だ。
常に人目に晒されるプロ野球選手は猛スピードで世の中から消費されていく。
次から次へと新しい選手が入ってきて、30代には現役引退も現実味を帯びてくる。
年俸も成績もすべて公開される球界の職場環境は、ある意味芸能界よりタフだろう。
活躍しなければファンからはすぐ忘れ去られてしまう「あの人は今?」状態。
彼らは常にキラキラしていた頃の「過去の自分」と戦い続けなければならない。

由伸監督と松井臨時コーチに沸く宮崎で、ひとりの男が静かに練習をこなしていた。
背番号44、大田泰示である。
将来の4番候補として08年ドラフト1位で巨人入団。
早いものでプロ8年目のシーズンを迎える。
1年前の今頃はスポーツ新聞1面も「4番大田」で盛り上がる日々。
ゴジラ松井がキャンプに来たら、いつも大田を指導みたいな切り口で報じられるのが恒例だった。
それが今シーズンはやたらと静かだ。
マスコミの注目は14年ドラ1スラッガーの19歳岡本和真に集中。
背番号44がニュースになることもめっきり減った。

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