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長打力不足が顕著な楽天。中川、哲朗、枡田ら待たれる和製大砲の覚醒

楽天にとって、打線の強化は一つのテーマだ。外国人選手のみならず、生え抜き選手の本塁打数を見ると、長打力に欠ける。和製大砲の覚醒が待たれる。

2016/01/21

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登録名変更の哲朗の巻き返しも期待

 対抗馬に枡田慎太郎と、今年から登録名を変えた哲朗を挙げたい。優勝した年に8本を記録した枡田は逆方向への力強い打球が看板の左打者だ。好調時は銀次をも凌駕する破壊力を発揮する。近年は怪我や不振で出場機会が減少しているが、調子を取り戻しさえすれば、まだまだできる選手だ。

 2014年は131試合で7本を放った西田は、昨年は久米島での骨折が響き、最後までフォームを固められずに精彩を欠いた。
 オフにはウエートに取り組み、肉体改造に成功した。ひとまわり大きくなった体で高卒7年目の今年は「打率2割8分、二桁本塁打が目標。覚悟を持ってやりたい」と本人は語る。

 他にも、岡島豪郎も控えている。粘りが持ち味だが、2014年は追い込まれる前の浅いカウントで積極的に強振を選択、7本のアーチを描いてみせた。ソフトバンクのバンデンハークから一発を放った伊東亮大やフォロースルーの大きいフルスイングが代名詞のフェルナンドの2年目にも期待したい。

 高校時代は常総学院の4番を張り屈指の強打者として知られ、昨秋のフェニックスリーグでは9割近いOPSと5本のホームランを放った内田靖人のさらなる成長も楽しみだ。

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