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藤浪と大谷、入団3年でNPBを代表する投手へ。決定的な違いは投球の効率と守備【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は3年目を終えた藤浪と大谷についてだ。

2016/01/06

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代打成績が優秀な大谷、藤浪はバントで投手の中でリーグ最多タイ

 打撃成績についてみてみよう。
 
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 二刀流の大谷と投手一刀流の藤浪では、比較にならないと思われるかもしれないが、みるべき部分はある。
 
 大谷は昨季、打撃成績が下落した。野手としての先発出場が減ったことが大きい。しかし代打成績は2013年.125(8打数1安打1本塁打)、2014年.308(13打数4安打0本塁打)、2015年.304(23打数7安打2本塁打)。代打本塁打2本はパリーグ最多だ。今季は再び二刀流に挑戦するのか。起用法に注目だ。
 
 藤浪も打率は低いが侮れない存在だ。昨季はバントがうまくなった。9犠打は前田健太と並び投手のリーグ最多タイだ。

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