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来季は日本記録更新? 2年連続長打数No.1の山田哲人、力と技を兼ね備えたスラッガーへ

今季トリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人は、2年連続でセパ両リーグ通じてトップの長打数を記録している。

2015/12/27

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最多長打数の日本記録「88」を越えられるポテンシャル

 今季トリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人。本塁打数が昨季の29本から38本に増加し、セリーグの本塁打王にも輝いた。着実に進化を続けている23歳は、2年連続でセパ両リーグ通じてトップの長打数を記録した。

 1シーズンの長打数の日本最高記録は、西武時代の松井稼頭央が02年に記録した88本。山田はその記録を更新できるだけのポテンシャルを、十分に秘めた選手であることは間違いない。

 山田の2年間の長打数の内訳は以下の通りだ。

◆2014年 長打数 69本
二塁打 39 三塁打 1 本塁打 29
◆2015年 長打数 79本
二塁打 39 三塁打 2 本塁打 38

 長打数は14年に69本、15年に79本と、昨季よりも10本分の上積みに成功。
 長打数とは二塁打、三塁打、本塁打の合計数のことで、単打は加算されない。まさにスラッガーの証といえる数字だ。来季さらに10本長打を積み重ねることができれば89本となり、日本記録を更新することができる。

 山田には来季、誰も成し遂げたことがない2年連続のトリプルスリーの期待がかかる。今季パリーグでトリプルスリーを達成したソフトバンクの柳田の長打数は66本だった。試合数に違いはあるが、長打数では山田が大きく上回っていることになる。

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