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日本3球団目、スタンリッジはロッテへ。過去にはフェルナンデスが7回移籍を経験

ソフトバンクを退団したJ.スタンリッジのロッテ入団が25日正式に発表された。スタンリッジにとっては、ソフトバンク、阪神に続く自身の日本3球団目となる。過去にはフェルナンデスやシコースキーらが多くの日本球団を渡り歩いた外国人選手がいた。

2015/12/25

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フェルナンデスはパ4球団でプレー

 複数の日本球団でプレーした外国人選手として、最も有名なのがパリーグ4球団でプレー、7度の移籍を経験したホセ・フェルナンデスだろう。
 2003年、ロッテに入団したのを皮切りに、西武→楽天→オリックス→西武→楽天→オリックスとパリーグ球団のみを渡り歩き、多くの球団で自慢の打棒を発揮した。

 ロッテでの来日1年目には32本塁打、100打点と活躍、西武では2度のベストナイン、楽天でも打線の中軸として機能したが、なぜかオリックス在籍時のみ目立った活躍ができず。データを見てもその他3球団での通算OPSが.834なのに対してオリックスでは.699と大きく数字を落としている。

 投手では腕をぐるぐる回す独特のウォーミングアップで注目を集めたブライアン・シコースキーも複数の球団でプレーした。2001年途中にロッテに入団し初来日、3シーズンプレーし、2年連続で80イニングを上回るタフさで重宝された。
 2004年に巨人へ移籍すると、以降ヤクルト、ロッテ、西武、独立リーグを挟んでもう一度西武と計4球団でプレー、6度の移籍を経験した。

 入団当初は先発登板もあったものの、やがてリリーフへ固定。2シーズンで132試合に登板、西武在籍時の2010年には最多セーブを獲得するなど、4球団でリリーフとして大きくチームに貢献している。

 シコースキーの4球団在籍は、フェルナンデスやジェレミー・パウエル、ホセ・オーティズと並んでNPB最多タイだが、2005年オフには一度楽天が獲得を発表しつつも、シコースキー側の希望で自由契約となった一幕があり、これを含めればシコースキーが5球団在籍で単独トップとなる。

 3球団でプレーした助っ人は数多くおり、現役ではオリックスのトニー・ブランコ(中日、DeNA、オリックス)や、今オフにDeNAからリリースされたアーロム・バルディリス(阪神、オリックス、DeNA)ら。OBでもヤクルト、巨人、ソフトバンクでプレーしたロベルト・ペタジーニや、オリックス→日本ハム→楽天→オリックスのフェルナンド・セギノール、さらにはオリックス、阪神、巨人でプレーしたジョージ・アリアスらがいる。

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