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【MLB】「スライダーを催眠術師のように操る」前田の変化球、フィールディングを絶賛

ついにポスティングが正式に決まった前田健太。米サイトでは前田の武器として変化球や制球力、フィールディングをあげている。特にチェンジアップについては人気漫画を引き合いに出し、絶賛している。

2015/12/11

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どんなピッチャー返しにも反応できる

 人気コメディー漫画を引き合いに出し、その威力を紹介するとともに昨オフの日米野球でチェンジアップをうまく振らせてヤシエル・プイグ(ドジャース)を三振に取った動画も掲載している。
 また前田の決め球の一つであるスライダーについても2013年のWBCで中国代表がスライダーに空振りを繰り返した動画とともに、「変化量は乏しいかもしれないが、前田はこの球を催眠術師のように操る」とその有用性を紹介している。

 速球についてはフォーシーム、ツーシームともに制球に長けており、95mph(152km/h)前後を出せるだけの能力はある。としながらも、通常は88mph~92mph(140km/h台中盤)であり、火の出るような速球は期待しないほうがよいだろうとしている。

 ピッチングはもちろんだが、フィールディングの面でも前田は現在のNPBで最高の投手の1人と言える。2010年、2012年から2015年にかけては4年連続とここ6シーズンで5度セリーグのゴールデングラブ賞を受賞。この点についても日米野球でロビンソン・カノーのピッチャー返しを巧みに処理した場面を引き合いに出し、以下のように称賛している。

Of course, when batters do make contact, Maeda is ready as well. He’s a consummate baseball player, with the reflexes necessary for any comebacker hit his way.
もちろん、もしバッターが投球を捉えたとしても、前田は常に十分な準備ができている。どんなピッチャー返しにも、反応できるという点で、申し分ないベースボールプレイヤーである。

 記事は「確かにエースではないかもしれないが、前田を使えないと思っている球団はいないだろう」と結んでいる。

 来シーズン、アメリカの地で前田は期待に違わぬプレーを見せられるだろうか。

Kenta Maeda may be coming to the Majors, and here’s what you can expect to see by Michael Clair in Cut4 on Dec.10

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