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マウンド度胸は工藤監督の折り紙つき。自己最多6勝の二保、来季は信頼を得られる投手へ【2015年ブレイク選手・ソフトバンク】

選手層厚いホークス投手陣の中で、今季キラリと光る存在感を見せたのがプロ7年目の二保だ。

2015/12/13

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指揮官も期待を寄せる

 悔しさが残るのはポストシーズンでの登板がなかったこと。
 短期決戦はシーズン中と同じ戦い方ができるわけではない。

 経験の少ない若手の登板は難しいだろうが、シーズン終盤に絶大な信頼を得られるだけの投球ができなかったことは来季への課題となる。

「何にもしていません」と祝勝会でビールを浴びていたが、2016年の三連覇ではしっかりと達成感を感じながら美酒を味わいたいものだ。

 秋季キャンプでは指定強化選手として、工藤監督考案メニューでみっちり鍛え上げられた。1日3時間を超える体幹を中心とした筋力アップメニュー。

「こらぁ二保! しっかり足を伸ばせ!」「二保~、もっといけるだろう!」と監督のゲキが飛び交っていた。

 顔をゆがめながらやり抜いた秋の成果をどれだけ来季以降の投球に活かせるか。

 先日行われた契約更改では、4倍増となる3000万円で本人も驚いたほど。球団からも高く評価された。

 春季キャンプからまた競争がスタートする。
 選手層の厚いソフトバンクでは、まず開幕1軍への生き残りが第一関門だ。今季以上の成績、さらにポストシーズンでの登板にも注目したい。

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