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KBO最速記録保持者、楽天新助っ人リズはMAX163km/h。大谷超え期待も、課題は制球力か

楽天が新外国人ラダメス・リズの獲得を発表した。MAX163の剛速球に加え大きく曲がるスライダー、リーチの長さといった武器もある。11年には韓国球界最速を更新したリズだが、日本でも記録更新となるだろうか。

2015/11/28

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先発、リリーフもどちらにも対応

 26日、東北楽天ゴールデンイーグルスは新助っ人として、元パイレーツのラダメス・リズ(32歳)と契約合意に達したことを発表した。背番号は49に決定。メジャーでは通算42試合に登板して7勝12敗、韓国でも3シーズンプレーしたリズ、最速163kmの剛球右腕は今季12球団ワーストのチーム防御率3.82に終わった楽天投手陣立て直しに貢献できるのだろうか。大谷らを超える日本新記録の達成にも期待がかかる。

 16歳から野球を始めたという遅咲きのリズは2007年にオリオールズでメジャーデビュー。2年目には防御率6.72ながらも17試合に先発し6勝をあげたが、以降は制球難に苦しみ低迷。2011年から2013年には韓国プロ野球のLGツインズでプレーし、26勝38敗、防御率3.51の成績を残している。昨年はパイレーツで14試合に登板、3Aでは16試合に投げ防御率1.40の好成績を残した。

 米データサイトのBaseball ReferenceやFangraphsによると、リズの武器はMAX163km/hのフォーシームだ。平均でも152km/hと高いスピードを誇る。このボールを中心に150km/hを越えるツーシームやスライダー、チェンジアップを組み合わせるがこれまでのピッチングスタイルだ。

 変化の大きいスライダーが被打率.181と効力を発揮している一方で被OPS.843とチェンジアップの精度は高くない。
 先発、リリーフどちらの経験もあるが球種の少なさを考えればリリーフ向きか。

 課題は何より制球力。
 KBOでは与四球率4.2、マイナー通算でも3.8と制球の不安定さが大成を阻む大きな原因となっていた。ポレダやミコライオら来日後に大きくコントロールを向上させた投手も多く、リズもその道を辿りたい。韓国リーグでは奪三振率7.9と平均レベルの数字だったものの、マイナー通算では9.5と比較的高い数字を残している。また188cmと外国人投手としては身長の高いほうではないが、立ったままで腕が膝まで伸びるほどのリーチの長さは武器になりそうだ。

 楽天は抑えこそ松井裕樹で盤石だったものの、1年を通して先発ローテーションを守ったのは則本のみ。救援陣はクルーズがいたが駒の少なさから福山、青山の2人に大きな負担がかかっていた。先発、リリーフとこなせるリズは、制球難さえ克服できれば非常に大きな戦力となりうるポテンシャルは秘めている。

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