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プレミア12から見えた、15年間変わらぬ国際大会の課題と「侍ジャパン」の未来

第1回のプレミア12は、一定の成功を収めたと言える。今大会を通じて、今後の国際大会はどうあるべきか。また「侍ジャパン」の課題はどこにあるのだろうか?

2015/11/28

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宮野敦子

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小久保裕紀監督(左)ら日本代表スタッフ

五輪は年齢制限を設けたチーム編成を

 プレミア12は韓国が初代王座を手にして幕を閉じ、準決勝で敗れた日本は3位だった。予想されたように、メジャー・リーグは40人ロースター入りしている選手の出場を認めず、それによって中南米のチームは編成に手間取り、連盟の内紛もあったメキシコはアメリカ人中心のチームで出場するというドタバタもあった。

 だが、そのメキシコが下馬評を覆す快進撃を見せ、一方では日本とともにホストを務めたチャイニーズ・タイペイが予選ラウンドで姿を消すなど、紙一重の勝負がスタンドのファンを沸かせ、テレビ中継を通じて世界に発信された。優れた運営力を備えた日本を開催地にしたことも奏功し、大会自体は成功したと言っていいだろう。

 この大会を取材して、2020年の東京五輪で野球・ソフトボールが採用された場合、野球についてはひとつの方向性が見えたと感じた。
 それは、いつまでもメジャー・リーガーの出場にこだわるのではなく、年齢制限を設けたチーム編成にすべきではないかということだ。プロ選手も出場する国際大会というのは、国の威信をかけた戦いという側面を残しつつも、個々の選手がより大きな舞台でプレーするチャンスを目指す場である。

 また、12歳以下から3歳刻みで開催されている世代別国際大会は、出場チームのレベルが次第に接近しており、世界の野球を発展させていく上で重要な位置づけになっている。

 この2つの要素から、例えばオリンピックは23歳以下とし(オーバーエイジはあってもいいと思う)、前年には22歳以下によるオリンピック予選、2年前にはU-21ワールドカップを開催。プレミア12はあえてオリンピックと同じ年に開催し、オリンピックで活躍した選手たちが再び激突することをアピールしてもいいかと思う。

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