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2014年ドラフト総括「識者はこう見る!」~社会人編 

10月23日、「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が都内で行われ、105名の選手がプロの門を叩いた。有原航平(早大)や安楽智大(済美高)、高橋光成(前橋育英)など注目選手に話題が集まった今年のドラフトだが、見るべきポイントはいくつもある。下位指名で活躍や大化けが期待できる選手は? ドラフトによる補強がうまくいった球団は? 今ドラフトにおける傾向や特徴を社会人、大学、高校と3つのカテゴリーにわけ、それぞれに造詣の深い3人のエキスパートに話を聞いた。初回は社会人編をお送りする。社会人野球情報誌『グランドスラム』のメインライターを務め、落合博満氏の著作で編集や構成を手がけるベースボール・ジャーナリスト横尾弘一氏に、今ドラフトの社会人指名について総括してもらった。

2014/10/25

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「指名を受けたすべての社会人選手に仕事場が用意されている」

 社会人選手の獲得は、将来性に期待する以上に、チームのウイークポイントを埋めるために行われます。つまり、ドラフトで引き上げられる社会人出身者は、すべての選手が〝活躍できる即戦力〟という前提に立って指名されていると考えて間違いありません。問題は、指名された選手が、そのチームのカラーに合うかどうかだけです。

 先発、リリーフを含めた投手力、打力、守備力などチームの戦力をはかる要素はいくつかありますが、これらのパワーバランスはどうしても崩れてしまうもの。こうした、いびつになってしまったチームのパワーバランスをきれいな円に近づける役割が、社会人出身選手には求められているのです。

 社会人野球ファンからは、「社会人野球の成績とドラフトの結果が一致しない」という意見が毎年のように聞かれます。しかし、前述したように、球団側は現状のチームのパワーバランスを整えるために、欠けている部分を社会人出身の選手に求めるわけですから、必ずしも、都市対抗で高い実績を残した選手が指名されるとは限りません。

 こうした視点から今ドラフトを振り返れば、社会人選手を指名した球団には、それぞれの思惑に沿った需要があったと考えることができるでしょう。指名を受けたすべての社会人選手に、仕事場が用意されているはずです。

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