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「チャンスをつかめる環境を用意」戦力をだぶつかせず、選手の良さを引き出す工藤采配の真髄【小宮山悟の眼】

豊富な戦力を適材適所で活用する。簡単なようで難しい。それを就任1年目、ソフトバンクの工藤公康監督は見事に体現した。

2015/11/05

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ベースボールチャンネル編集部

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工藤監督(ロゴ入り)

内川不在を、選手全員で埋めた結束力

 2015年の日本シリーズはソフトバンクが4勝1敗でヤクルトを下し、2年連続の日本一を達成した。結果的にも内容的にもソフトバンクの圧勝と言っていいだろう。

 だが、戦前からソフトバンク側にまったく不安がなかったわけではない。
 それは、4番内川の怪我による欠場だ。
 内川は、シーズンを通して責任ある役割を務め上げ、ここぞという場面で活躍した、チームにとって頼りになる存在。そんな選手が不在だったわけだから、チーム内では「大丈夫か!?」という不安を抱えていたはずだ。

 結論から言えば、ソフトバンクは、その不安を完全に吹っ切ったような戦いぶりを見せてくれた。

 内川不在の穴を、選手みんなで埋めた結束力は見事の一言。
 内川不在のチームにおいて、本来ならばもっとも攻撃力を求められる立場の柳田が、満足のいく結果を残せなかったにも関わらず、あれだけヤクルトを圧倒した事実は、選手各人が相当な危機感をもってシリーズに臨んだ証拠であるといえよう。

 そういう意味では、そんなチームに仕上げた工藤監督の手腕は、素直にすごいと感じる。

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