データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)




今永、熊原の即戦力投手獲得に成功したDeNAの2015年ドラフト。柴田・戸柱指名で課題のセンターライン強化は?

ラミレス監督が就任したDeNA。果たして、今年のドラフトはチーム戦略において成功したといえるのだろうか。

2015/10/30

text By

タグ: , , , , , , , , ,



ラミレス新監督

即戦力として期待される今永、熊原

 各方面から高評価を受けた横浜DeNAベイスターズの今年のドラフト戦略。チーム状況を鑑みた意図のある選出で、成功したと言ってもいいだろう。

 まずはドラフト1、2位で昨年の山﨑康晃、石田健大同様、即戦力の大卒投手が指名できたことが大きい。1位には大学No.1左腕の今永昇太(駒大)、2位には最速152キロの速球を持つ熊原健人(仙台大)を指名獲得。今シーズン規定投球回数を誰ひとり達成できなかった先発陣、そして中継ぎ陣が不安定だったDeNA投手陣にあって貴重な戦力であることは明白だ。

 現地点でフロントは、両者について先発での起用をほのめかしているが、昨年の山﨑が当初は先発候補からクローザーになったことからわかるように、キャンプを通して適性が計られることになるだろう。
 ただ、今シーズンは石田と砂田毅樹の若手左腕二人の台頭があったものの、まだまだ信頼をおけるレベルになく、先発に左腕は必要だ。

 今永は大学3年のときに3試合連続完封するなどスタミナも十分、伸びの直球を軸にスライダー、チェンジアップを絡めピッチングを組み立てることができる。やはり先発としての活躍が期待される。
 一方、熊原は学生時代に任されていた先発の適性もあるだろうが、速球に加えフォークボールという武器がある。真っ向勝負の力強い投球が魅力という面から、リリーフとしてのほうが活きるかもしれない。

 懸念すべきは学生時代、両者ともに故障をしていること。今永は左肩を、熊原は背中を痛めており、これまでとは環境が異なるプロの世界にアジャストさせるには調整も含めて慎重さが必要となる。

 ドラフト下位を見て面白い存在になりそうなのが7位の野川拓斗(鷺宮製作所)だ。身長171㎝と小柄ではあるが、最速146キロ、縦と横のスライダーを持ち、内角を突く強気のピッチングが魅力の左腕である。
 城西国際大学4年の秋にはリーグ奪三振王を獲得しており、ここ一番での集中力を持つ選手。今シーズン、前半戦の田中健二朗は別にして、故障の林昌範をはじめ大原慎司、福地元春、岡島秀樹といった開幕前に期待していた左のリリーフ陣がほぼ機能せずチーム不振の原因となったので、野川にはぜひ一石を投じる存在になってもらいたい。

スポンサードリンク

1 2 3

shiro





@