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イチロー、金本……シーズン大活躍も「日本シリーズ」で徹底マークされたキーマン

日本シリーズは、ソフトバンクが2連勝。舞台は神宮球場へ移る。ここまで両チームのトリプルスリーは徹底的にマークされている。

2015/10/26

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ベースボールチャンネル編集部



柳田、山田の活躍はいかに?

 来季から監督を務める金本監督も、現役時代は日本シリーズで徹底マークにあった。

■2005年 阪神 金本知憲 (阪神対ロッテ)

 広島から移籍して3年目、金本は打率.327、40本塁打、125打点と好成績を上げる。のちにMVPを受賞。ロッテには最大の脅威だった。

金本知憲の打撃成績

・第1戦 阪神● 4番 3打数0安打
・第2戦 阪神● 4番 3打数0安打
・第3戦 阪神● 4番 4打数0安打1三振
・第4戦 阪神● 4番 3打数1安打1三振1四球

 金本は全くの不振で、13打数1安打に終わった。

 阪神は打線全体が湿りがちだった。当時、パにはプレーオフがあったが、セにはなく、阪神は10月5日に最終戦を戦った後、22日まで試合がなかった。実戦感覚がなかったことが最大の敗因とされたが、ロッテの先発投手の清水、渡辺、小林宏、セラフィニが全く逃げることなく金本に挑んだ。

 今年の日本シリーズ、最大の目玉は「2人のトリプル3」だ。
 2戦を終えて、

ソフトバンク 柳田悠岐 7打数1安打2四球
ヤクルト 山田哲人 7打数1安打

と本領を発揮できていない。しかしそれ以外の打者がカバーできているからこそ、ソフトバンクが連勝をおさめていると言える。

 いずれにせよ今年の日本シリーズ、自チームの勝利を手繰り寄せる上で、この2人の活躍は欠かせない。

 特にヤクルトがここから巻き返すには、山田の復調が絶対条件だろう。

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