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期待通り?期待外れ? 2014年ドラフト1位ルーキー通信簿【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は2014年ドラフト1位ルーキーの1年目についてだ。

2015/10/20

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ベースボールチャンネル編集部

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山崎DeNA(ロゴ入り)

潜在能力の高さを見せた高橋光成

 2015年ドラフト会議が22日に迫った。有望なアマチュア選手はそろそろ期待と不安に胸を膨らませているはずだ。
 1年前に、同じような気持ちでドラフト指名を待った選手たち、中でもドラフト1位で入団した選手たちは1年後、どのような実績を残したのだろうか。

 パリーグから見ていこう。1軍と2軍の成績を併記する。

広尾様1019表1
広尾様1019表2

 ソフトバンクの松本裕樹は最速150km/hの剛腕投手として甲子園でも活躍したが、ひじの故障のため、プロ入り後試合に出ていない。まだ19歳。可能性は十分にあるが、来季以降、松本はソフトバンクの分厚いファームの競争を勝ち抜かなければならない。

 オリックスの左腕、山崎福也は開幕一軍に名を連ねたが、何度も一軍と二軍を往復。6月5日にプロ入り初勝利を挙げるものの安定しなかった。しかし最終登板となった9月27日の日本ハム戦では負け投手になったものの、来季につなぐ7回1失点の好投を見せた。

 4球団の指名が重複した有原航平は、二軍で段違いの成績を残し、5月15日に一軍昇格。好不調の波が激しく打ち込まれる場面も見られたが、球威あるストレートは魅力的だ。9月5日のオリックス戦で初完封。結果的には8勝をマークし、新人王の可能性を残している。来季以降は大谷同様に先発陣の中心選手へ成長していくだろう。

 高卒の高橋光成は、二軍での先発経験を経て8月2日に一軍昇格。初登板こそ3回でKOされたが、以後1完封を含む5連勝。後半戦は先発ローテーションの一角を担った。マウンド度胸の良さが光った。今季限りで西口が引退し、次世代のエース候補として可能性あふれる投球を見せてくれた。

 甲子園を沸かせた高卒の安楽智大は、ほぼ1シーズン二軍で経験を積み、シーズン最終盤の10月5日に一軍に昇格。ソフトバンクを相手に6回無失点の快投を見せた。本人は「今年中に一軍で1勝」を目指していたが、1度のチャンスをものにした。来季は松井・安楽が先発陣をけん引することになるのか、注目だ。

 内野手の中村奨吾は開幕から一軍に登録され、シーズンを通して試合に出続けた。内野、外野の4ポジションをこなし、打順も1、2、6、7、8、9番と目まぐるしく変わった。5本塁打、得点圏打率.172など、打撃に課題を残したが井口資仁、FA行使が予想される今江敏晃などベテラン野手の後継候補の一人だ。

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shiro





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