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単打量産の阿部慎之助、ベテランの生きる道――36歳、再出発のポストシーズン

クライマックスシリーズに入り、巨人の阿部が安打を量産している。それらすべてが長打ではなく単打。この打撃スタイルに込められた想いとは――。

2015/10/16

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CSで安打を量産。チームをけん引する男

地下鉄銀座線「外苑前駅」が近付くに連れて、車内には野球ファンが増えていく。

神宮球場で行われるセリーグCSファイナルステージ。
電車が駅に到着すると、白や緑や水色やオレンジ色のユニフォームに身を包んだ人々が球場へと急ぐ。
ともに都心に本拠地を構えるヤクルトと巨人の対戦が実現。
2015年秋のTOKYOサブウェイシリーズ、いや厳密に言うと東京メトロシリーズの始まりである。

初戦は原監督が先発を託した内海哲也が1失点で粘り、坂本勇人の逆転2ランを守りきった巨人が4対1で先勝。
5回途中から内海の後を継いだ5人の投手が中盤以降のヤクルト打線を1安打無失点で抑えてみせた。
2戦目はライアン小川の前に巨人打線が沈黙、手痛い守備や走塁ミスも重なりヤクルトが4対0の快勝。
先発マイコラスは来日初の中4日の先発マウンドに臨むも、6月12日ロッテ戦以来の約4カ月ぶりとなる黒星を喫した。
普段はG党の多い三塁側内野スタンドには、ビニール傘持参の多くのヤクルトファンが陣取る異様な雰囲気。
ホーム球場の大声援の後押しも受け、ここまでリーグVアドバンテージの1勝分も含めヤクルトが2勝1敗と勝ち越している。

巨人では4番に座る阿部慎之助が2試合連続の猛打賞で計9打数7安打の固め打ち。
阪神とのファーストステージから、今ポストシーズン5試合で20打数10安打の打率5割。
計10安打を放っているが、そのすべてが単打だ。
本塁打は0、打点もわずかに2。
短くバットを持ちコンパクトに振る背番号10の姿。
あの野村克也でさえ、スイングスピードが落ちる30代後半からバットを短く持ち、現役晩年は完全に一握り開けていたという。
気が付けば、阿部も来年3月で37歳になる。

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