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顕著に表れたバッテリーの課題。勝てるチームへ――黎明期の役割を終えた中畑DeNA

DeNAベイスターズ誕生以来、チームを指揮してきた中畑清監督が今季限りで退任した。4年目の今季は前半戦を首位でターン。クライマックスシリーズ進出も十分に狙える位置だったが……最終的には最下位に終わってしまった。

2015/10/15

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ベースボールチャンネル編集部

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中畑監督笑顔(ロゴ入り)

予想外だった投手陣の不調

 中畑清監督が集大成と位置付けた4年目の今シーズン、蓋を開けてみれば3年ぶりの最下位に沈んだDeNA。ファンは歓喜し、そして大きく落胆させられた。そのギャップたるや凄まじいものだった。

 DeNAとして初めて首位で前半戦を折り返したにもかかわらず最下位へ陥落は、プロ球界史上初の不名誉記録。また二桁貯金からの最下位も同様に史上初である。振り返れば交流戦をまたいでの12連敗、一方で球団タイ記録となる横浜スタジアムでの11連勝、5月上旬から6月上旬にかけては首位をキープした。

 乱高下するチーム成績から見て明確なのは、あまりの安定感のなさと、経験不足ということになる。

 打撃に関してはリーグ1位の本塁打(112本)と得点圏打率(.270)、2位の得点(508点)、3位の打率(.249)という結果を見るかぎり、筒香嘉智と梶谷隆幸の二枚看板を中心に機能していたと言っていいだろう。

 問題は投手陣である。
 チーム防御率(3.80)、被安打(1298本)、失点(598点)、与四球(464個)はリーグ最下位。

 これでは打線がいくら頑張ってもコンスタントに勝ち続けることはできない。シーズン前、他球団からすれば脅威と映っていた開幕ローテーションの久保康友、井納翔一、山口俊、モスコーソの4本柱、そして奮起を期待された三嶋一輝、高崎健太郎らが思うような結果を残すことができず、最終的には誰も規定投球回数に届かなかった。

 おそらく首脳陣としては予想外の展開だったに違いない。
 中継ぎ陣も、前半は田中健二朗、後半はエレラ、三上朋也、長田秀一郎が好投をしたが、林昌範、加賀繁、岡島秀樹、国吉佑樹といった計算していた選手たちの不安定さが結果的にチーム力低下を招いてしまった。

 逆にいい意味で予想外だったのは、ルーキーの山﨑康晃のクローザー抜擢が大当たりだったことぐらいだろう。

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shiro





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