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2010年の流れに? 5年ぶりのゴールデンイヤーへ。ロッテ、下剋上アゲインとなるか

パリーグクライマックスシリーズの進出争い。残り1枠を勝ち取ったのはロッテだった。5年に一度のゴールデンイヤーと言われているが、プレーオフ導入後、ロッテのポストシーズンの勝率は驚異的だ。

2015/10/05

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2010年の流れに似てきたロッテ

 もう一つ上げれば、特に「勢いの差」ということも言えそうだ。
 
 前回の日本一になった2010年は、クライマックスシリーズ進出するために残り3試合を2勝1分が条件だった。結果的にこの時は3連勝を決めた。
 
 そのときは、最後の10試合をソフトバンクは7勝3敗、2位の西武は3勝7敗、ロッテは6勝4敗で終えており、2位西武にファーストステージで連勝を飾った。
 
 なお2007年のときは最後の10試合を1位日本ハムは5勝4敗1分、2位のロッテは8勝2敗、3位ソフトバンクが3勝6敗1分、で終え、第一ステージでロッテがソフトバンクを2勝1敗で破って第二ステージ進出を決めた。
(2013年は1位の楽天が3勝6敗1分、2位の西武は8勝2敗、3位のロッテは3勝7敗だったが、ファーストステージは2勝1敗でロッテが突破。前々回日本一に輝いた2005年は、最後の10試合をロッテが5勝4敗1分。ソフトバンク、西武ともに6勝4敗。プレーオフファーストステージはロッテが連勝して突破)
 
 現在のところ、優勝したソフトバンクはここ10試合2勝8敗、2位の日本ハムは4勝6敗、ロッテは8勝2敗だ。
 今年は、2010年同様にポストシーズンに滑り込みで進出するロッテは、シーズン終盤、猛スパートがかかっているといえよう。
 
 上げ潮ムードでポストシーズンに突入することで、本来戦力が上のチームを圧倒する。
 今年も「下剋上」のドラマが見られるのか、ポストシーズンが楽しみだ。

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