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巨人軍世代交代の狭間で……松本哲・寺内・實松ら正念場の30代選手たち

プロは実にシビアな世界だ。数少ない1軍枠、レギュラー枠を目指し、生き残りを懸けて戦う。世代交代が進みつつあるジャイアンツ。今季は新星の登場とともに、これまでチームを支えてきた男たちが厳しい立場に立たされている。

2015/09/18

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激しい1軍枠争い

「あっと言う間に時は過ぎ去ってしまう。一瞬一瞬を楽しんでくれ」

元ヤンキースのデレク・ジーターが引退時にチームメイト達に残した言葉だ。
プロ野球選手の平均選手寿命は約9年、平均引退年齢は約29歳。
期待の若手から、チームの中堅世代になり、気が付けば30代。
若手選手が若手じゃなくなった時が、プロ野球選手として本当の勝負の始まりだ。
誰かが1軍でチャンスを掴めば、誰かがそこから弾かれる。
終わりなき椅子取りゲームである。

今シーズンの巨人でも激しい1軍枠争いが繰り広げられている。
トップバッターとして打率.328を残し、すっかり外野の一角に定着した立岡宗一郎。
90年生まれの25歳立岡の台頭により、同じ左打ち外野手の松本哲也が崖っぷちに追い込まれた。
V3が始まった12年は83試合、13年91試合、14年75試合とその高い守備力でチームに貢献。
だが、31歳で迎えた今季は44試合で打率.147と低迷している。
新人王も獲得した元育成の星、来季は自分より年下の立岡や橋本到に選手生命を懸けて挑戦するシーズンになるだろう。

この松本が外野の貴重なバックアッパーならば、内野の便利屋は寺内崇幸の仕事だった。
一塁以外の内野全ポジションを守れる貴重なユーティリティープレイヤー。
今季は元中日組の井端弘和や吉川大幾にその座を奪われ、ここまでの寺内は08年の1軍デビュー以来最低の23試合の出場。
23歳吉川の突き上げを受け、40歳井端を追いかける。
偉大な先輩と若い後輩に挟まれ、ジャイアンツ球場で出番を待つ日々。
ドラフト6位入団から這い上がった背番号00も来季33歳。
このまま終わってたまるかよ。
16日のイースタン楽天戦で、寺内は1号3ランをかっ飛ばした。

【次ページ】生き残りを懸けて

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