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プロ初安打初本塁打の岡本和真 巨人を代表する選手への第一歩になるか

5日のDeNA戦、巨人の2014年ドラフト1位のルーキー岡本和真が出場3試合目にして初安打。しかもそれが2ランホームランという華々しくプロでのキャリアをスタートさせた。

2015/09/06

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高卒ルーキーの本塁打は松井以来

 巨人、2014年ドラフト1位のルーキー岡本和真がプロ初安打をマークした。5回表巨人2死三塁の場面。プロ3試合目、3打席目の岡本はDeNA砂田の初球を振り切ると、打球はレフトスタンドへ。プロ初安打がプロ第1号となった。

 巨人の高卒新人の本塁打は、松井秀喜氏以来22年ぶりだ。
 層が厚い巨人では、そもそも高卒新人が1年目で一軍の試合に出場することさえ難しい。

 プロ初安打が第1号と強烈な印象を残した、岡本のこれからのプロ野球人生が楽しみだ。

【巨人を代表する選手たちの主な初安打の記録】

◆川上哲治 1938年5月14日イーグルス戦、亀田正から
※投手で入団、2試合目の登板で初安打。

◆長嶋茂雄 1958年4月6日国鉄戦、三林清二から
※プロ初安打はセンターオーバーの二塁打。

◆王 貞治 1959年4月26日国鉄戦で村田元一から
※プロ初安打はライトへ決勝の2点本塁打。ONともにプロ野球のデビューは苦いものとなった。長嶋は開幕戦、国鉄・金田正一から4打席連続三振、王は開幕戦から26打席無安打。しかし初安打はどちらも目の覚めるような当たりだった。

◆原 辰徳 1981年4月4日中日戦、牛島和彦から
※開幕スタメン。デビュー戦で初安打。翌日には小松辰雄から初本塁打を打っている。

◆駒田徳広 1983年4月10日大洋戦、右田一彦から
※史上初の初打席満塁本塁打。以後、“満塁男”の異名を取り、歴代5位の13本のグランドスラムを打つ。

◆松井秀喜 1993年5月1日ヤクルト戦、西村龍次から
※デビュー戦で初安打(適時2塁打)。原辰徳と同様、翌日には高津臣吾から初本塁打を打っている。

◆高橋由伸 1998年4月3日ヤクルト戦、高木晃次から
※開幕スタメン。デビュー戦で初安打。

◆阿部慎之助 2001年3月30日阪神戦、星野伸之から
※初打席初安打初打点(適時2塁打)。この試合4打点。

◆坂本勇人 2007年9月6日中日戦、高橋聡文から
※延長戦、代打で初安打初打点(2点適時安打)。