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牧田が開幕投手に名乗り!西武がオープン戦最終戦でDeNAに快勝

3月22日、埼玉西武対横浜DeNAのオープン戦(西武プリンスドーム)が行われ、西武が木村の本塁打や4番・中村のタイムリーなどで得点を積み重ねて4‐0で快勝。先発の牧田は2回を無失点でまとめ、シーズン開幕に向けて弾みをつけた。一方のDeNAは投打が噛み合わず完封負け。守備のミスで得点を許すなど、課題の残る一戦となった。

2015/03/22

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ストレートの威力が戻った牧田

 西武の先発マウンドに立ったのは、アンダースローの牧田。オープン戦ではやや不安定な内容が続いていたものの、この日はうって変わって好投を見せた。
 
「(ここまで)まっすぐに手応えがなかった」という牧田は、80球程度の投げ込みを続けて、体の開きを修正。上半身と下半身のバランスが安定し、ストレートに威力が戻った。この力強い直球を軸にDeNA打線を翻弄。「打者を差し込むことができた」と、手応え十分のピッチングとなった。
 
 開幕投手に決まっていたエースの岸が、前日の登板で左脇腹を傷めて戦線離脱。急遽、“開幕投手候補”となったことで、この日は2回(1安打無失点)でマウンドを降りたが、わずか16球でまとめるなど内容も文句なし。開幕投手の最有力候補へと一気に浮上した。
 
 牧田本人も「もし任されれば光栄なこと。チームの顔ともいえる立場なので、しっかり結果を残したい」と意欲十分。田邊監督は「(開幕投手は)牧田もしくは野上。現時点では決めていない」と明言を避けたが、手薄な先発投手陣の軸といえる存在になりそうだ。
 
 2番手としてマウンドに上がった岩尾が4回から6回にかけて7者連続三振を達成。4回無失点に抑える好投で、チームの期待に応えた。
 
 一方の打線は、3回に木村の左翼席へのソロ本塁打で先制。続く4回には、先頭の栗山の二塁打をきっかけに、4番・中村、5番メヒアの連続タイムリーで2点を追加。中軸が“らしい”仕事を見せて、ホームの西武プリンスドームを沸かせた。
 
 対するDeNAは、今日は投打に元気がなく完敗。先発の三嶋がチェンジアップを決め球に、2回までに3三振を奪う好投を見せたものの、打線が援護できなかった。終盤の7回には守備のミスで決定的な4点目を奪われるなど、オープン戦最終戦で課題が出たゲームとなった。
 
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