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田中将大、75日ぶりの14勝目。肘に異常なし。 9/22MLBクイックニュース

2014/09/20

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○ニューヨーク・ヤンキース5-2●トロント・ブルージェイズ
 
75日ぶりにマウンドに上がった田中将大は、初球、1番レイエスに対し148km/hの速球が大きくすっぽ抜けた。心の高ぶりを表しているようだった。レイエスが右前打、続くバウティスタも右前打で一三塁といきなりピンチ。ここでエンカ―ナシオンにはシュート回転の速球を投げ込んで遊ゴロ併殺に切って取る。この間に先取点を奪われたが、これで落ち着く。
1回裏には相方のマッキャンの一発が出て同点に追いつく。2回には川﨑宗則に二塁打を打たれるが、後続を断つ。3回は三者凡退、4回はジョンソンのユニフォームをかすめる死球を与えるも、前打席に長打を許した川﨑を三振に切って取った。5回は三者凡退。その裏にヤンキースが1点を取り、勝ち投手の権利が発生する。6回、レイエスに右前打、バウティスタは二ゴロ、エンカ―ナシオンに右前打を打たれたところで降板。70球。ヤンキースは7回に3点を追加し、田中に14勝目をプレゼントした。
 
速球は今一つだったが、カーブをうまく使って緩急をつけていた。最終登板はボストン・レッドソックス戦になりそうだ。19試合13勝4敗防御率2.47。
 
8番右翼で先発したイチローは第一打席は二塁打、第二打席は芸術的な流し打ちの左前打、その後は三振、一ゴロ。打率は.284、100安打まであと3本に迫った。
 
6番三塁で先発した川﨑は、田中から唯一の長打である二塁打を放つ。次打席以降は三振、二ゴロ、一ゴロ。打率は.265。
 
 
○カンザスシティ・ロイヤルズ5-2●デトロイト・タイガース
 
前日、青木宣親もヒッティングストリークが途切れ、連敗のロイヤルズ。今日の青木の一打席目は、ポーセロのツーシームをひっかけて二ゴロ、二打席目は四球。そして三打席目は4回、走者二人を置いてポーセロの低めの変化球を鋭く振りぬくと、一塁線を抜ける三塁打。決勝の2打点を稼いだ。四打席目は遊直。打率は.282。引き続き好調を維持している。
 
 
○ヒューストン・アストロズ8-3●シアトル・マリナーズ
 
ここ4試合満足な投球ができていない岩隈久志。1回裏、いきなり先頭のグロスマンを歩かせ、アルチューベの二ゴロエラーで一二塁のピンチを迎える。ここは以降の三者を退けるてピンチを切り抜けるが、不安な立ち上がり。2回には一死から連打を浴び、暴投で失点する。3回は三者凡退、4回はプレスリーに二塁打を許すが後続を断つ。しかし5回、先頭のビラーを歩かせ、グロスマンの安打の後、アルチューベにタイムリー。さらにカーターを敬遠、ファウラーを三振させるもプレスリーに2点タイムリーを打たれて降板。9敗目。9月の防御率は9.35と、ピンチの場面で踏ん張れない投球が続いている。27試合14勝9敗防御率3.54。
 
 
●アトランタ・ブレーブス2-10○ニューヨーク・メッツ
 
メッツの松坂大輔が10日ぶりにマウンドへ。7-2とリードした8回、三番手として登板。ゴセリンを見逃し三振、フリーマンを二ゴロ、Jアップトンを右飛と11球で三者凡退。カッターが低めにコントロールされていた。40人枠ロースターになり、選手が増えて登板機会が少ない中、無難な投坂だった。32試合3勝3敗防御率4.00。
 
 
●シカゴ・カブス5-8○ロサンゼルス・ドジャース
 
カブスの藤川球児は中1日でマウンドへ。4-7で3点ビハインドの7回、三番手として登板した。プイグをゴロで打ち取るも、遊撃バエズのエラーで出塁させてしまう。ゴンザレスは初球を左前打、ケンプにタイムリーを打たれ1失点(自責点つかず)。その後、ハンリー・ラミレスは1ゴロ、クロフォードに内野安打を打たれるが、ウリーベを遊ゴロ併殺に打ち取った。22球。不運が絡んだが、ピリッとしないマウンド。最高速は146km/hにとどまった。15試合0勝0敗防御率4.85。