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「後半戦初戦で力強い、いい投球がしたかった」田中将大、粘投で今季6勝目

ヤンキースの田中将大が17日のマリナーズ戦に登板した。7回、5安打3失点で今季6勝目をあげた。

2015/07/18

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Seattle Mariners v New York Yankees

2被弾もQS、Aロッドの援護弾で6勝目

 点の取られ方は最悪だった。崩れてもおかしくない展開だった。それでも踏ん張った。ヤンキース・田中将大が17日のマリナーズ戦でみせた登板は、先発投手として最も必要な試合をつくる要素に満ちていた。

 味方が1点を先制してくれた直後の3回。1死からカイル・シーガーに同点ソロを浴びた。2球続けたカーブが甘く入り、完璧に捉えられた。
 今度は、2-1と再び勝ち越した直後の5回だった。1死一塁で、またもシーガーに初球を捉えられた。92マイル(約148km)のツーシームが甘く真ん中に入り、2打席連発となる逆転2ランを被弾。流れとしては非常にまずいはずだった。

 勝てる投手の条件に、「味方の得点直後に失点しない」ことは古今東西で言われてきた定説。その定説を守れなかったわけだ。

 だが、この日の田中はその直後の切り替えが素晴らしかった。3回のソロ被弾直後は、3番ロビンソン・カノ、4番ネルソン・クルーズと2者連続三振に斬った。5回の逆転2ラン後も、続くカノの初球に外角へ逃げるスプリットで誘い、ボテボテの二ゴロとわずか1球で悪い流れを断った。

 マウンドでうなだれることなく、しっかりとギアを上げて後続を抑える。できる可能な限りのことに手を尽くし、味方の援護を待った田中に、勝負の女神は微笑んだ。

 田中は7回を投げ抜き、5安打3失点。試合は3-3の同点のままで、すでに103球を投げ抜いていた。この時点で、次の8回からは救援を仰ぎ降板することが決定していた。

 そこにその裏、アレックス・ロドリゲスの起死回生の勝ち越しソロが飛び出した。これで4-3としたヤンキースは、セットアッパーのデリン・ベタンセス、クローザーのアンドルー・ミラーと鉄壁の勝利の方程式を完成させ、逃げ切り。田中は大事な後半戦初戦を、粘りの投球で白星(今季6勝目)で飾った。

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