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積極補強で低迷のマリナーズ 岩隈らベテラン放出論も球団再建を阻む障壁

積極補強で今季に臨みながらここまで低迷のマリナーズ。7月末のトレード期限を迎え、岩隈久志をはじめベテランを放出し再建に向かうべきとの見方もあるが、それには障壁もある。

2015/07/09

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岩隈復帰初戦4被弾

大型補強も低迷続けるチーム

 昨オフには2年連続の大枚を投じた補強を展開しながら、マリナーズは7月7日現在39勝45敗。今季、30球団中もっとも期待を裏切ったチームのひとつだろう。西海岸のスポーツポータルサイトの『スポーツ・アウト・ウェスト』のナザニエル・リーブス記者は、7月末のトレード期限に向け、先日2カ月半ぶりに復帰を果たした岩隈久志も含めベテランを放出し再建を図るべきだと進言しているが、それも容易ではなさそうだ。

 現在、マリナーズはアリーグ西地区首位のアストロズと9ゲーム差で、プレーオフ出場権のあるワイルドカード2位のツインズとは6ゲーム差だ。現時点からの逆転は、正直苦しい。

 マリナーズのこれからの展望も明るくない。ベテランの域に差し掛かった32歳のロビンソン・カノーは、10年総額2億4000万ドルの大型契約がまだ8年残っている。4年総額5700万ドルの契約で迎え入れた昨季の本塁打王ネルソン・クルーズも35歳で、現状以上のパフォーマンスは望めない。一方で、ファームの若い有望株はほとんどメジャーに巣立っている。

 7月末のウェーバーを経由しないトレードの期限に向け、マリナーズはさらなる補強ではなくベテランの放出による長期的視野での建て直しを図るべきだが、そこには障壁があるとリーブス記者は指摘する。

 マリナーズの問題は、他球団が欲しがる駒を多く抱えていない点にある。オフにFAとなるオースティン・ジャクソン(現在OPS.662)やJA・ハップ(4勝5敗)は翌年以降に引きずる契約が残っていないため、比較的引き取り手を探すのは容易だろう。しかし、彼ら程度では大した見返りも期待できないだろう。

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shiro





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