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トレード期限まであと1か月 プレーオフ進出へイチローを獲得したい球団とは

メジャーではトレード期限が近づいてる。『Innings Eaters』では、もしマーリンズがイチローを手放すとしたらというタイトルで、移籍先3チームを予測している。

2015/07/04

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マリナーズ以上に、イチローを獲得したい球団

 毎年恒例のことだが、メジャーリーグでは7月末のトレード期限が近づくにつれ、まだプレーオフ進出の可能性のある「勝ち組」と今シーズンはほぼ期待できない「負け組」のチームが様々なトレードを試みる。
 
 そこで注目されるひとりがマーリンズのイチローである。
 今シーズンは控え外野手として主に代打中心の起用になっているが、イエリッチやスタントンの故障の際、頼られる外野手として、またクラブハウスでの大先輩として、チームでの存在価値は高い。
 
 しかし「塁に出て守備もできる外野手」を必要としている「勝ち組」のチームも多く、値段次第では、今月中の電撃トレードの可能性が全くないとは言いきれない。
 
 数日前からマリナーズへの復帰が噂され、シアトルの地元紙でもスポーツ欄にその話題が掲載されたが、スポーツブログ『Innings Eaters』のティム・ボイル氏は、マリナーズ以上にイチローのような選手を必要としているチームを3つ挙げている。
 
 There are few things I want less from this baseball season than to see Ichiro Suzuki finish his career with the Miami Marlins in an abysmal year like this. Although he hasn’t announced plans to retire, it is coming. Now with Giancarlo Stanton out for at least a month, the possibility of a contender grabbing Suzuki in a trade is a lot more realistic.
イチローがマイアミ・マーリンズで今シーズンのような優れない成績をもってメジャーでのキャリアを終えるというのは私自身、最も見たくないことである。
イチローはもちろん、引退の表明など出していないが、それほど遠い将来のことではない。ジョンカルロ・スタントンが最低1カ月は怪我で欠場すると決まった今(マーリンズのプレーオフ進出もほぼ絶望的になったので)、まだ勝ち残ろうとするチームがイチローをトレードで獲得しに動く可能性が急に高くなったと言える。

 
 そして、ポストシーズンへの希望をつなぐためにイチローのような選手を必要としているチームはいくつかあると指摘し、トップ3を以下に紹介している。

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