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ジーター、本拠地最終戦でサヨナラ安打。黒田は8回2失点も12勝目ならず。 9/26MLBクイックニュース

2014/09/26

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○ニューヨーク・ヤンキース6-5●ボルチモア・オリオールズ
 
ヤンキースの今季本拠地最終戦、そしてデレク・ジーターのヤンキースタジアムでの最終ゲーム。2番遊撃で先発した。
ヤンキースの先発は黒田博樹。1回表にいきなりつかまる。先頭打者のマーケイキスに4球目の145km/hのシンカーを、2番デアーザにも4球目、落ち切らなかったスプリッターをともに右翼席に運ばれる。二者連続ホームランを浴びて、いきなり2点を追いかける展開に。
しかし、その後、2回はジーターの失策の走者を出したのみ、3回は1死からデアーザに安打を打たれるが、遊撃ジーターへのゴロ併殺(チャレンジで判定が覆る)。以後8回まで5イニング連続の三者凡退。素晴らしい立ち直りを見せた。
 
2点を追いかけるヤンキースは1回裏にすぐにジーターのタイムリー二塁打、マッキャンの遊ゴロ失策で同点に。7回にはジーターの遊ゴロ失策、マッキャンの犠牲フライで5-2と勝ち越しに成功する。黒田は勝ち投手の権利をもって8回で降板した。
 
しかし、9回表、ヤンキースのクローザー、ロバートソンがアダム・ジョーンズとピアースに本塁打を打たれて5-5の同点に追いつかれ、黒田の12勝目は消えた。95球、8回2失点ながら勝敗つかず。
2014年の黒田は32試合に登板し199回を投げ11勝9敗、防御率3.71で終わった。
 
援護に恵まれなかったが、39歳にして一度もローテーションに穴をあけなかったのは見事。最後の10試合は4勝2敗、防御率3.13だった。
 
試合は5-5の同点の9回裏、1死二塁でジーターが右前にサヨナラ安打。
 
ジーターはこの日のヤンキースの得点機にすべて絡み(ついでにエラーと併殺参加も)、5打数2安打3打点。20年間の選手生活の集大成を見せるかのような大活躍だった。まさに千両役者といえるだろう。
 
イチローは8番右翼で先発。空振り三振、二ゴロ、四球(得点)、投ゴロ。3打数無安打で打率は.282。シーズン通算安打は99本のまま。
 
ヤンキースの残り試合は明日からボストンで始まるレッドソックスとの3連戦のみになった。
 
 
○ワシントン・ナショナルズ3-0●ニューヨーク・メッツ
 
ダブルヘッダーの2戦目、メッツの松坂大輔は2番手で6回から登板。6回は二飛、左飛、三振、7回は先頭レンドンに安打を許し、その後盗塁されるが、カブレラを三振、レンドンを二塁で牽制刺、ワースを歩かせるもラモスを二飛に打ち取った。
 
最高速は150km/h。24球。松坂は34試合登板3勝3敗防御率3.89。
 
 
○カンザスシティ・ロイヤルズ6-3●シカゴ・ホワイトソックス
 
ロイヤルズの青木宣親は2番右翼で出場、一打席目は中堅へ良い当たりのライナー、二打席目は右飛、三打席目は左前打を放つも、二塁を狙ってアウト。四打席目は空振り三振に終わった。
 
4打数1安打で打率は.283。
 
ロイヤルズは勝ったが、マリナーズも勝ったためポストシーズン進出のマジックは1となった。
 
 
●トロント・ブルージェイズ5-7○シアトル・マリナーズ
 
ブルージェイズの川﨑宗則は2番二塁で先発。一打席目見逃し三振、二打席目は二ゴロ、三打席目は四球、四打席目は遊ゴロ。
 
3打数無安打、打率は.255。川崎は9月21日以来3試合安打がない。
 
マリナーズは連敗を5でストップ。ポストシーズン進出には残り3試合落とせない。
 
 
○ボストン・レッドソックス11-1●タンパベイ・レイズ
 
大差の展開となった9回表、レッドソックスの上原浩治がマウンドに上がった。9月16日以来9日ぶりの登板となった。マット・ジョイスを中飛、代打ガイヤーを空振り三振、キアマイアーを二ゴロと、わずか7球で仕留めた。最高速は147㎞/h。
 
今季最終登板となった上原は、今シーズンを64試合に登板、6勝5敗26セーブ、防御率は2.52という成績だった。