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田中将大、DL入り後初のブルペンで30球 投手コーチも合格点「良い前進」

順調にリハビリを続ける田中は、現地火曜日のブルペンでも30球を投げ好調ぶりをアピールした。その好調ぶりに早期復帰の声も上がるが、現状のチーム状態を考えれば望まれるのはできるだけ万全の状態での復帰だろう。

2015/05/13

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順調な回復も慎重に先を見据える

 現地12日、田中将大が故障者リスト入り後、初のブルペンでの投球を行った。周囲の予想を上回る順調な回復ぶりに田中自身も手ごたえを感じているようだ。MLB公式サイト『MLB.com』がその模様を報じている。

The Yankees deemed Masahiro Tanaka’s return to the mound to be a success, as the right-hander threw 30 pitches and used his full repertoire in the Tropicana Field bullpen prior to Tuesday’s game against the Rays.
ヤンキースは田中将大のマウンドへの復帰を成功であると判断した、田中は火曜日に行われるレイズ戦の前にトロピカーナフィールドで、全ての持ち球を使い30球を投げ込んだ。

 4月28日のDL(故障者リスト)入り後、初のブルペンでの投球練習を行った田中。ワインドアップ、セットポジション、速球、変化球の全てを交えて投げた初ブルペンに投手コーチのラリー・ロスチャイルドも合格点を与えている。

“He looked fine. It was a good progression,” pitching coach Larry Rothschild said. “He threw all his pitches, had no problems. We’ll see how he is tomorrow.”
「田中はとても元気そうに見えた。良い前進だった」投手コーチのラリー・ロスチャイルドは言う。「彼は全ての球を問題なく投げていた。我々は彼の明日の状態を見てみる」

 目の前の結果を喜びつつも、明日の状態をというコメントになっているのは田中の故障者リスト入りの過程が、「ブルペンでは完璧→数日後に痛みが発症して故障者リストへ」というものだったからだろう。田中自身も記事の中で今回のブルペン登板の手ごたえを語っている。

“It felt good, coming out really good from my hand,” Tanaka said through an interpreter. “Happy about it.”
「良い感じだった、自分の手は非常に良くなってきている。そのことがうれしい」と田中は通訳を通して語った。

 今後はさらに1度のブルペンでの登板ののち、フリー打撃登板、マイナーでの調整登板が予想されている田中だが、まずはヤンキースのジラルディ監督も明言しているとおり「(ブルペン登板後の)水曜日の様子を見てから」ということになるだろう。

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