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イチロー1安打も青木は無安打。今季初の日本人野手所属チーム対決はイチローに軍配

マイアミ・マーリンズ対サンフランシスコ・ジャイアンツ、今季初めて日本人野手所属チーム同士の対決となった1戦はマーリンズが6-2と快勝し4連戦の頭を取った。イチローは1安打で連続試合安打を8試合に延長、青木は4打数無安打に終わった。

2015/05/08

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イチローが8試合連続安打、青木は無安打

 現地7日、ジャイアンツの本拠地AT&Tパークでサンフランシスコ・ジャイアンツ対マイアミ・マーリンズの1戦が行われた。ジャイアンツの青木は1番レフト、マーリンズのイチローは5番レフトでそれぞれ先発出場。イチローは7回にセンター前ヒットを放ち5打数1安打も青木は4打数無安打に終わった。

 前カードのナショナルズ戦では12打数で5安打と絶好調のイチローは7回2死走者無しの場面で、ジャイアンツの先発投手ティム・ハドソンの4球目、88mphのシンカーを捉えセンター前ヒット。4月29日のメッツ戦から続く連続試合安打を8に伸ばした。

 ハドソンはイチローがメジャーの公式戦で初めて対戦した投手であると同時に、通算打率.212とイチローが最も苦手とする投手の1人、そんな好投手から放ったヒットで通算安打は2868本、ベーブ・ルースまで残り5本とついに「野球の神様」越えの日が近づいてきた。

 2回表はサードライナー、3回表はハドソンへのピッチャーゴロ、5回表,9回表にはそれぞれ2死3塁とチャンスの場面での打席となったがショートへのゴロ,ピッチャーゴロと共に凡退に終わっている。5打数1安打で打率は.286まで下がったもののコンスタントに安打を放ち正左翼手イエリッチ離脱の穴を見事に埋めている。

 また、この日の試合にはイチメーターで知られるエイミー・フランツさんもイチローの応援にAT&Tパークを訪れた。イチローがマイアミを本拠地とするマーリンズに移籍してしまったこともあり今回のジャイアンツ戦はシアトル在住のエイミーさんにとっては数少ない観戦機会、イチローも2ショット写真を撮るなど久しぶりの再会を楽しんだようだ。

 一方の青木は初回サードゴロ、3回にセカンドゴロ併殺打、6回セカンドゴロ、8回ショートゴロと4打席とも内野ゴロに終わり、4打数無安打。5月4日まで3割を上回っていた打率も.280まで下がった。開幕は好調なスタートを切った青木だがここ5試合は20打数3安打と不調に苦しんでいる。正右翼手ハンター・ペンスの復帰までに復調の手掛かりをつかみたいところだ。

 試合はマーリンズ先発のダン・ヘイレンが投げては7回無四球2失点、打っては先制の2塁打を含む2安打2打点2得点と投打にわたる活躍を見せたこともありマーリンズが7-2と快勝。4ゲームシリーズの初戦を掴んだ。明日の先発はジャイアンツがティム・リンスカム、マーリンズはジャレット・コザート。今日と同じく日本時間11時15分プレーボールとなっている。

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