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「故障の兆候はまったくなかった」と首脳陣も驚き ヤンキース田中がDL入り 

ヤンキース田中の15日間の故障者リスト入りが決まった。懸念されていた肘の故障ではないものの、1カ月以上の離脱が確定。首脳陣も驚く緊急離脱によってヤンキースの6人制ローテーションは早くも見直しを迫られることになった。

2015/04/29

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MRI検査の結果、右肘は異常なし

 恐れていたのとは違う形でXデーがやってきた。現地28日、田中将大が右前腕部の張りと右手首の炎症によって15日間のDL(故障者リスト入り)することが決定した。なお昨年の怪我以降、再発が懸念されている右肘についてはMRI検査は受けたものの異常はなかったとされている。地元紙『NEW YORK DAILY NEWS』が報じている。

“Let’s conservatively just throw a month out there until we get him back in the rotation,” general manager Brian Cashman said. “It could be sooner, but he’s a starter. You’ve got to build him back up. You shut him down, at the very least, 7-to-10 days of no throwing, and that’s the least, so it could be more. When he feels better, we’ll get him going.”
「少なく見積もっても我々が彼をローテーションに戻すまで1カ月はかかるだろう」とゼネラルマネージャーのブライアン・キャッシュマンは言う。「もしかしたら早くなるかもしれない、しかし彼は先発投手だ。復帰に時間をかけていかなければならない。最低でも7~10日間はノースローだ、そしてこれはあくまでも最低限、さらに長くなる可能性もある。彼が良くなったと感じた時に、私たちは彼に練習を再開させる」

 田中はここまで4試合に先発登板し2勝1敗、防御率3.22。開幕戦でこそ打ち込まれたものの、前回登板では強打のタイガース相手に7回途中まで1失点の好投、調子が上がってきていただけに本人、そしてもちろんヤンキースにとっても手痛い離脱となった。

 首脳陣にとっても突然の事態だったようだ。

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