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金満球団に球界トップの頭脳注入で変化 ドジャースを支える『格安』リリーフ陣

スター選手をかき集めて、チームの総合力は格段に上がったドジャース。2年連続地区優勝を飾りプレーオフに進出したが、GMは解任された。そして今季編成部門のトップに就いたのが、レイズを強豪チームに変えたアンドリュー・フリードマン。彼は明らかに前任者とは違うアプローチで、ドジャースの強化に取り組んでいる。

2015/04/29

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Baltimore Orioles v Toronto Blue Jays

アットホームな球団が、悪の帝国へ

 ドジャースファンは最高の環境で野球を観戦することができる。カリフォルニアの燦々と光り輝く太陽の下で、ビール片手にドジャードック(ドジャースタジアムで販売されているホットドック)を頬張る。今では珍しい、左右対称の形状のボールパークであるドジャースタジアムは、陽気なカリフォルニアの人々から愛され続けてきた。

 一昔前のドジャースと言えば、オーナーのオマリー一族が率いるアットホームな球団。しかし時の流れと共に、古き良き経営スタイルを続けていくことは、とても困難な時代になってきた。

 2012年春、元プロバスケットボール選手マジック・ジョンソン氏らが率いる投資グループは、ドジャースを買収。落札金額は、米スポーツ界のフランチャイズ売買史上最高となる21億5000万ドル。彼ら投資家は、ドジャースという『商品』が、まだまだ無限大のビジネスチャンスが埋蔵されていると判断したのだ。

 そして2005年からGMを務めていたネッド・コレッティは、新たなオーナー陣から莫大な予算を与えられ、札束攻勢でスター選手をかき集めはじめた。その結果、ドジャースの年俸総額はうなぎ上りとなり、わずか数年で年俸総額1位をヤンキースから奪った。

 今や『悪の帝国』というニックネームは、ヤンキースからドジャースのものへとなったのは言うまでもない。もちろんスター選手をかき集めただけに、チームの総合力は格段に上がった。2013年、14年と2年連続で地区優勝を飾りプレーオフに進出。ドジャース復活を印象付けた。
 しかしオーナー陣が求める結果はただ一つ。ワールドチャンピオンのみである。プレーオフに進出しようが、チャンピオンを獲得できなければ敗北と同じ。その結果、2年連続で地区優勝を果たしながらもGMを務めていたネッド・コレッティは解任された。

 そして昨年末、新たに編成部門のトップに就任したのは、前レイズでGMを務めていたアンドリュー・フリードマン。当時、弱小球団だったデビルレイズを一躍強豪へと押し上げた『超やり手』である。GMには、アスレチックスでビリー・ビーンの右腕として活躍したファラハーン・ザイディを招聘。メジャー最高の『頭脳』さえも、カネの力で引っこ抜いてきた。

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