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「組み立てが効果的だった」田中将大、自らが語った勝因。新スタイル確立に大きな前進

7回2安打8奪三振無失点の好投で今季2勝目を挙げた田中。前回の登板から格段に制球力が上がり、凡打の山を築いた。

2015/04/20

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田中将大が、自らが語った勝因とは

 前述の通り、肘の影響か球速も落ちたと報じられていた田中。しかしこの日は最高150km/hをマーク。
 3塁も踏ませない圧巻の内容に対戦相手のレイズの先発投手であるジェイク・オドリッジ投手も「素晴らしい投球だった」と舌を巻いた。

 開幕戦の結果から2試合で立て直した田中。その理由は何だったのか。今日の勝因について田中自身が『Fox Sports』にてこのように語っている。

“I’m happy with the results,” Tanaka said through a translator. “I’m happy with the way I pitched. I think it’s all about the mechanics. The mechanics was working well.”
「今日の結果には満足しています」。田中は通訳を通してこう言った。「今回のピッチングには満足してます。これは全て今日の組み立てのおかげだと思います。組み立てがうまく効きました」

 田中は今回の投球ができた要因に、組み立てが効果的だったことを強調した。今日の田中は直球だけでなく、スライダー、スプリット、カーブ、ツーシームと緩急を織り交ぜながら凡打の山を築いた。そういった意味で田中が言う通り、あらかじめ考えておいた組み立ての作戦勝ちとも言えるだろう。

 これまでのさまざまなネガティヴな報道を自らの結果で覆した。
 7回を85球。肘の負担を考慮して、スプリット中心から真っ直ぐ系のボールを使って打ち取る、2015年版・田中将大のスタイル確立に大きな前進となる1勝となった。

出典:Rays shut down by Masahiro Tanaka, drop second straight to Yankees
http://www.foxsports.com/florida/story/tampa-bay-rays-home-loss-new-york-yankees-masahiro-tanaka-041815

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