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田中の球種が読まれている? カート・シリング「直球と変化球で、肘の角度が違った」

『ESPN』でアナリストを務めるカート・シリングは、田中の肘の角度が球種によって違うと話した。『NEW YORK DAILY NEWS 』では、シリングのコメントを紹介しながら、スプリットを有効にするために必要なこと、そして本来の姿にいたっていない、もう一つの可能性について報じている。

2015/04/13

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スプリットを生かすには、打者の目線を変える必要がある

 さらにシリングは今後スプリットを有効にするためには、「フォーシームをストライクゾーン高めに突いて、打者の目線を変えていく必要がある」と指摘。それが昨年は、よりできていたのではないかと言う。

 シリングは開幕戦後に出演したラジオ番組で、田中の開幕戦の投球について、スピードが出ないとスプリットを生かせないことや、このような内容が続くと、トミー・ジョン手術を受けざるを得なくなると危惧していた。
 しかし、今回の田中の投球を見て、違った見解も述べた。キャンプ中の田中のプログラムはスローペースなものであったことから、まだ肩が仕上がっていないのではないかと話している。

 ジラルディ監督も、田中は本来の姿に戻る過程の道半ばであることを認識している。レッドソックス戦では直球を前回の登板よりも多く投げたことを重要なステップと捉えているようだ。

‘I thought he was better with the fastball but didn’t throw as many strikes with the off-speed stuff,’ Girardi said. ‘The next step is to put those things together and we’ll have Tanaka.’
「今日は直球が(前の試合より)良かったが、変化球で(前の試合に比べると)あまりストライクが取れていなかった。次のステップは両方を合わせることで本来の田中を取り戻すことができる」

出典:Masahiro Tanaka takes small step, but not yet up to speed By JOHN HARPER in NEW YORK DAILY NEWS on Apr.13 2015

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