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イチローが語る41歳で迎えたFA「ショップの子犬の心境だったね」

イチローの独特の感性は、やはり特別なものがある。『ウォールストリート・ジャーナル』に掲載されたイチローのインタビュー記事に関して、CBSスポーツは詩的で完璧な比喩だと、紹介した。

2015/03/31

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詩的で完璧な比喩

 CBSスポーツはデビッド・ブラウン記者による「イチローはFAの立場をペットショップの子犬に喩える」という記事を掲載した。スプリングトレーニング開始前の日本での『ウォールストリート・ジャーナル』とのインタビューの記事を引用し、イチローの独特の感性を伝えている。

 ブラウン記者は「イチローは必ずしもインタビュー好きとは思えないが、対応してくれる時は得難い話をしてくれる」と記している。彼が感銘を受けたのは、41歳という年齢で迎えたFAの立場を形容した感性だ。

“That must be what it feels like to be a puppy at a pet shop,” Ichiro explained in his unique style. “Amongst all the cute little puppies jumping and tumbling for prospective owners, there’s one who’s a little older, a little more mature, who keeps getting passed over for the more adorable ones. When someone finally comes along and points a finger at him, an undying loyalty is born.”
「ペットショップで売られている子犬の気分だね」。イチローは独特な言い回しで説明してくれた。「かわいい子犬達がみな将来のご主人さまに飛び付いたり、転げたりしている中で、一匹だけちょっぴり月齢が行っちゃっている子がいてさ、もっと可愛らしい子を探しているお客に振られていく感じさね。最終的にあるお客からご指名がかかると、そりゃ忠誠心が沸き上がるよね」

 ブラウン記者はこの個性的なコメントを発する安打製造機に大いに共鳴している。

It’s poetic, and a perfect analogy. Three months, it took Ichiro to find a new team after the Yankees let him go. For a person whom it seems baseball means everything, that’s a long time to wait for a rescue.
何とも詩的で完璧な比喩だ。新しい球団を見つけるまで、ヤンキースから見放されてから3カ月掛かった。野球が全ての男にとって、声を掛けてくれる球団が現れるまでの期間は長く感じられたことだろう。

 ブラウン記者は、『ウォールストリート・ジャーナル』のイチローに関する記事は、他にも彼らしさを示す多くの興味深い逸話が溢れているとして、イチローはオフの間も1日150本のスイングをする(筆者注 日本の読者には特に驚くには値しないと思えるが)ことや、イチローの入団会見には、イチローをフロリダに呼ぶのではなく6人ものマーリンズの役員が18時間も掛けてマイアミから東京に駆け付けたこと、イチローの私物や日々のトレーニング用の器具を運ぶために球団が全長40フィートの鉄道コンテナをチャーターしたことなどを紹介している。

また、記事内ではマリナーズ時代の同僚で、一足早く2014年12月にマーリンズと契約したマイク・モースがイチローの契約に歓迎の意を表すると、イチローは「キャッチボールのパートナーにしてやるよ」と答えたというエピソードも掲載されている。

出典:”Ichiro compares free agency to life of puppies at pet shop” @ CBS Sports by David Brown in Mar. 38th 2015

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