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イチローの隠れた武器 メジャートップ、併殺打回避による得点貢献度

併殺打を回避することによる得点貢献度でメジャートップの成績を残してきたイチローだが、そのイチローと対照的な選手として知られるアダム・ダンもまた高い数字を残している。

2015/03/25

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Miami Marlins v St Louis Cardinals

細かいデータから見える選手の貢献度

 日本のプロ野球とメジャーリーグの差と聞いて思い浮かべるものは人それぞれだろう。内野手の肩の強さ、投手の投げるボールのスピードなど選手の能力的な部分から、マイナー組織の違いや放映権料の大きさといった構造的な部分にいたるまで、同じスポーツのリーグといえど両者の差は大きい。そんなNPBとMLBの違いの1つにデータの豊富さがあげられる。

 フレーミングと呼ばれる、捕手がストライクゾーンギリギリのボール球をストライクとコールさせる能力や、ゴロやフライなど打球の種類ごとの野手の処理能力、変化球の変化の大きさといった日本では印象だけで語られている様々な事象が数値化されるのも、メジャーリーグならではの面白さだ。こうした細かいデータからそれまで気づかれなかった選手の能力や貢献度が明らかになることも多い。

 米大手データサイト『FANGRAPHS』はそんな細かいデータの一つである「野手が併殺打を回避する能力」にスポットを当てた特集を掲載した。

 記事では主にその選手が併殺打を回避したことによって、リーグの平均的な打者と比べてどれだけチームの得点が減った(増えた)かに注目している。昨シーズン最も併殺打回避による貢献が高かったのはエンゼルスのマイク・トラウト。リーグの平均的な打者と比べても3得点ぶんのプラスを生み出した。対照的に最も低かったのは元楽天のケイシー・マギー(現ジャイアンツ)で31本の併殺打によって5得点分の損失を出している。

And if you look at the leaderboard for valued added by double play avoidance since 2002, you’ll find names that make a lot of sense. At the top, there’s Ichiro Suzuki, adding 23 runs above the league average by almost never hitting into double plays.
2002年以降の併殺打回避による貢献のランキングを見れば、もっともな名前を見つけることができる。トップはイチローで、ほとんど併殺打を打たないことによってリーグの平均と比べ23得点を増加させた。

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