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地元紙が伝える「イチロー、レジェンドの法則」

マーリンズの地元紙『マイアミヘラルド』は、イチローが日本のファンにとっていかに特別な存在であるかを伝えている。

2015/03/17

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Getty Images



徹底しルーティンの履行に象徴される体調管理、道具への愛着

 記事ではイチローがここまでの大スターに登りつめた要因のひとつに、日本ではよく知られていることだが、徹底しルーティンの履行に象徴される体調管理をあげている。
 
 例えば、イチローは1日4回同じストレッチを繰り返すそうだ。起床時、球場での全体練習前、試合前、そして帰宅後だ。
 
「ぼくは、夢の中でもストレッチをやっていることもあるね」
 
 また、その反面多くのメジャーリーガーとは異なり、過度にウエイトレーニングを実施しないのもイチロー流儀として紹介されている。もちろん、それは彼がスピードスターであるからだ。通算487盗塁、内野安打666本、その中には6本の「内野二塁打」も含まれている。何よりも、ストレッチ重視のトレーニング方法の成果は、メジャー14年のキャリアで故障者リスト入りは、2009年の胃潰瘍による1度だけという事実に表れている。
 
 また、用具への愛着とこだわりという側面も、イチローイズムの重要な部分だ。
 
While most players spit in their gloves, he treats his like a trophy, polishing it with oil every day. While others make conscious efforts to grime their bats with tape or tar, Ichiro gauges the health of his like a chemist. A custom-made dehumidifier sits inside a trunk atop his locker, sucking unwanted moisture from the wood of his Mizuno bats.
他の選手はグラブに唾を吐きかけるが、彼は毎日オイルで手入れを怠らないなど、あたかもトロフィーであるかのように大切に扱う。他の選手はバットを(なじませるために)テープや松やにで汚すが、彼がバットのコンディションに気を配る様はあたかも科学者が測定するかのようだ。彼のロッカーの上のトランクの中には、ミズノ製バットから不要な水分を除去する特製の除湿機がある。
 
 体調管理や用具への愛着などの「成功への公式」の着実な積み重ねの結果が、史上3人のみのプロトップリーグでの通算4000本安打達成であり、メジャー通算3000本安打にあと156本に迫っている事実なのだ。
 
“A lot of people have come to me. They’ll do it a few times, but they don’t continue to do it,”
「多くの選手がぼくのところへやってきて同じことを試みるよ。でも続くやつはいない」
 
出典:”ichiro Suzuki brings unique preparation to Miami Marlins” @ Miami Herald by Joe Trezza in Ma
 
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r. 13rth 2015

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