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ダルビッシュ手術の可能性がショッキングな理由

トミー・ジョン手術の可能性が報じられているダルビッシュ有。その波紋は大きい。昨季のDL入り以降経過は順調と報じられており、球団もダルビッシュを中心に先発陣を補強するなど優勝に向けて戦力を整備してきた。

2015/03/10

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エースの抜けた穴は大きい

 もちろん戦力的にもショッキングだ。
 
The Rangers did add depth to their rotation by acquiring Yovani Gallardo from the Millwaukee Brewers in January. They’re also expecting a full season from Derek Holland, but losing Darvish, their undisputed ace, will likely prove too much to overcome even if everything else goes perfectly. There’s just no margin for error in an AL West that includes the Oakland A’s, Los Angeles Angels and Seattle Mariners, and the Rangers were already several lengths behind before Saturday.
レンジャーズは1月にミルウォーキー・ブリュワーズからヨバンニ・ガヤードを獲得し、ローテーションに厚みを加えた。レンジャーズは(昨季故障で欠場期間が長かった)デレク・ホランドが健康にフルシーズンを過ごすことを期待している。しかし、絶対的なエースのダルビッシュを失ったことにより、他のメンバーが完璧に働いたとしてもこの事態を克服するのは並大抵のことではない。オークランド・アスレチックス、ロサンゼルス・エンゼルス、シアトル・マリナーズ(らの強豪)が揃うアリーグ西地区ではもともと戦力的誤算は許されず、レンジャーズは(ダルビッシュの故障発覚の前の時点で)すでに遅れを取っていたのだ。
 
 昨季は故障者続出で30先発以上はなし。しかも若手の台頭もなかった先発陣。そこでブリュワーズとのトレードで若手3選手を放出した代わりにガヤードを獲得した。契約最終年の彼の獲得は今季を諦めず勝負に出るジョン・ダニエルズGMの意思の現れでもあったはず。結果論だが、もし昨季のうちにダルビッシュが手術を受けていれば、今季は2016年以降を見据えた再建のシーズンになった可能性が高い。そうなると、若手を放出しガヤードを獲る必要もなかったはずだ。
 
 やはり、ダルビッシュの手術の可能性はショッキングで、大きな影響を及ぼしているのだ。
 
出典:”Rangers in tough position if Yu Darvish needs Tommy John surgery” @ Big League Stew Yahoo! Sports by Mark Townsend in Mar. 7th 2015
 
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