「三振か本塁打か」魅力的な記録を持つアダム・ダン 通算462本塁打の大砲が残した軌跡
アダム・ダンが現役引退を発表した。圧倒的なパワーとあまりにも多い三振で日本のファンからも大いに愛された稀代の大砲の14年間の軌跡を５つのキーワードから振り返る。
2015/01/17
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2001試合目にして、初めてポストシーズン出場権
4.投げて演じた2014年
昨シーズンは持ち味の打撃以外でも話題を振りまいたダン。映画『ダラス・バイヤーズ・クラブ』にバーテンダー役で出演していたため、スプリングトレーニングの時期にはアカデミー賞の授賞式に参加。8月5日には0－15と大差をつけられたレンジャース戦で9回に投手デビュー（1回を投げ1失点）するなどマルチな活躍を見せた。
5.ポストシーズンとアダム・ダン
8月にトレード移籍したアスレチックスでの昨年の最終戦、自己通算2001試合目にしてダンがようやくポストシーズンへの出場権を手にした。2001試合出場はポストシーズン経験のない現役選手の中では最多。最後の年に悲願を達成したまでは見事だったが、チームは初戦で8－9の激戦の末敗れ、ダンの出場もなかった。結局10月の打席に立つことなくダンは現役生活に幕を閉じた。秋には出番のないダンは、なぜかオープニングゲームには強く開幕戦での8本塁打は歴代最多タイ。
記憶にも記録にも残る選手だったアダム・ダン。ここまでのインパクトを持った選手、ここまで成績を見るのが楽しい選手は、長いメジャーリーグの歴史の中でもそういない。どこまでも極端なその姿がファンに愛された理由だろう。
最後に彼からファンに向けたメッセージを引用して結びとしたい。
Well boys and girls it was a hellava time! I truly thank all you fans! Y’all made it worth playing. Thank You!!#phase2begins
とても素晴らしい時間だった！すべてのファンに感謝を伝えたい！君たちは私の現役生活を価値あるものにしてくれた。 ありがとう！！
出典：Twitter by Adam Dunn in Oct.1st 2014