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【MLB】前田健太の1年目、ポストシーズンで課題を露呈。米メディア「経験を積めば、克服可能」

今季名門ロサンゼルス・ドジャースでメジャー1年目を過ごしチーム最多の16勝を挙げた前田健太。そんな前田に米メディアは来季、さらなる飛躍を期待している。

2016/11/30

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改善の余地と共に来季への期待

 記事内では、今季の前田を評価しつつも来季への課題も挙げている。
 
 シーズンでは先発ローテーションを唯一守り抜き、チームをポストシーズンへと導いたが、肝心のポストシーズンでは地区シリーズ1度とリーグ優勝決定シリーズ2度の計3回の先発で、1度も5イニング以上投げることができなかった。
 
 地区シリーズではワシントン・ナショナルズ相手に3回4失点で敗戦投手、地区シリーズのシカゴ・カブス戦では1戦目と5戦目に登板し、5戦目では4回ツーアウトで相手バッターが「投手」の場面で変えられるという屈辱的な経験も味わった。
 
 結局ポストシーズンでは、0勝1敗で防御率6.75。
 
 中継ぎ陣への負担が重くなるポストシーズンの舞台で、3回登板で計10回2/3で、先発投手としての役割を果たせなかった。
 
 それでも、モレノ記者は前田の来季をネガティヴに捉えていない。
 
“Assuming the Dodgers’ rotation isn’t again ravished by injuries, the club presumably would gladly accept much of the same from Maeda next season. There’s room for improvement in terms of consistently pitching deeper into games, which may come with added MLB experience.”
来季ドジャースの先発ローテーションが故障者に泣かされることがないとしたら、チームは大いに前田に今季のような働きを期待するだろう。コンスタントに長いイニングを投げるという点で前田は課題を抱えているが、それはメジャーでの経験を積めば徐々に克服していけるだろう。

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