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オリオールズ、青木やイチローらに興味。外野手補強の本命は誰?

ライトを守れる外野手の補強を進めるオリオールズの獲得候補は、青木、イチローを含む4選手に絞られた。各選手ともに長所短所はあるが、1番手のラスマスか、出塁率に勝る青木のいずれかになりそうだ。

2015/01/06

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青木と同様にリストアップされていると報じられた他の外野手の動向は?

 青木とともに獲得候補になっており、オリオールズが最も興味を示しているのがブルージェイズからFAとなっているコルビー・ラスマスだ。守備走塁、身体能力への高評価に加え、28歳と候補選手中で最も若い年齢も魅力的だ。
 トッププロスペクトと称されたマイナー時代の実力を発揮しきれてないとの評価もあり今後の伸びしろも大きい。契約面でも今季の打率低迷を受けて1年契約を受け入れる可能性があり、長期契約を望まないチーム方針ともフィットする。たびたびトラブルを招いてきたプレー姿勢や態度の問題さえ解決されれば、獲得候補の1番手だろう。
 
 FA以外ではドジャースのアンドレ・イーシアーを獲得するプランも報じられているが、イーシアーは青木と同じく今年で33歳。加えて2017年まで5350万ドル(2018年は球団オプション)と現在の実力と反して高額な契約も残っている。ドジャースが一部を負担するとしてもトレードは実現しないだろうとの見方が一般的だ。
 
 4人目の獲得候補としてあげられているイチローは、レギュラーの外野手を探しているオリオールズとの契約合意の可能性は低いと報じられている。年齢や出場機会を第一に求める方針から単年安価で済む点は魅力的な一方で、41歳になるイチローをレギュラー選手として獲得するとは考えづらい。前出の『SB NATION』では、イチローについて「ラスマス、青木、イーシアーの全員を逃した際のオプションになる可能性が高い」と述べている。
 
 現実的に考えれば、15年のオリオールズのライトは青木かラスマスになる可能性が高い。青木には田中、上原らとの対戦の多いアリーグ東地区に行ってほしいと思っているファンも日本には多いはずだ。オリオールズは誰を選ぶのだろうか。
 
出典:”Rasmus, Aoki and Ethier still among Orioles’ outfield options” by Roch Kubatko in MASNsports on Jan.4 2015
“Orioles considering Andre Ethier, Colby Rasmus, Norichika Aoki, Ichiro in search for outfielders” by Chris Cotillo in SB NATION on Jan.5 2015

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