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【MLB】プレーオフ争い原動力の田中将大、米メディア「今後も我々に必要なエース。来年FAになれば、最悪なタイミング」

今季、シーズン最終盤の登板回避を除けば、初めて1年間、先発ローテーションを守り、最優秀防御率のタイトル争いにも絡んだ田中。そんなエースに対して地元紙の評価は高い。

2016/10/29

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Houston Astros v New York Yankees

エースとしての地位を確立

 昨季、メジャー1年目よりも成績を落とし、被本塁打数も多かった田中。
 メディアの一部では『トミー・ジョン手術を受けなかったから、肘が万全でないのでは?』と懸念された。そんな不安を尻目に、今季の田中は開幕から快調なピッチングを続けた。

 前半戦は打線の援護に恵まれず、加えて中4日の際の乱調が目立ち、なかなか勝ち星が増えなかった。8月上旬に行われた伝統のサブウェイシリーズでメッツ戦の登板後には防御率が3.46まで膨れ上がってしまったが、そこから田中の快進撃が始まった。
 メッツ戦に敗れて以降は9回に先発登板したが無敗、かつ最短で5回降板が一度だけだ。それ以外は全て6回以上投げ、9月16日のレッドソックス戦後には、一時防御率リーグトップにまで躍り出た。

 8月に多くの主力を放出し、若手中心で来季に向けて再建体制に入ったかと思われたヤンキースを、プレーオフ争いへ導く最大の原動力となった。

 最終的にはプレーオフに出れなかったが、田中個人としては防御率ランキングでは首位アーロン・サンチェス(ブルージェイズ)と0.07差の3位につけ、サイヤング賞候補にも名前が上がった。

 まさにヤンキースの「エース」として認められた1年だった。

 そんな今季の田中に対しては辛辣な地元NYメディアも大いに称えた。

『Pinstripealley.com』のターニャ・ボンドゥラント記者は「2016 Yankees Roster Report Card」のコーナーで「2016年の田中はヤンキースの必要としていたエースであった」と題して記事を執筆しており、冒頭から次のように田中を称えている。

“Masahiro Tanaka was everything the Yankees needed him to be at the front of their rotation in 2016. While nearly every starter behind him went through periods of ineffectiveness, the only blemish on Tanaka’s season was a strained flexor mass in his pitching arm at the end of the season that cost him some time.
2016年の田中は、ヤンキースの先発ローテーションにおいて、まさに必要とされていたエースの働きだった。彼の後ろの先発投手がほぼ全員不調の時期があった一方で、田中にあえて一つ文句をつけるならば、終盤にひじの不安から2回ほど登板を飛ばしてしまったことくらいだ。

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shiro





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