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【MLB】米メディア、ドジャース前田健太の1年目に高い評価。2年目への課題は「イニング数と打者3巡目以降の対策」

前田健太のメジャーリーグ1年目が終わった。米メディアはそんな前田の良かった点と課題を分析している。

2016/10/28

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Getty Images



指揮官は課題に対して擁護

 同記者は『悪かった点』をこう述べている。

After those six starts to open the season, Maeda lasted six innings just nine times in his final 29 starts, including the playoffs.
初登板以降、6先発連続で6イニング以上を投げたものの、その後のプレーオフを含む29先発では、6イニング以上を投げた試合は9度のみであった。

 チーム最多の32試合先発しながらも、イニング数は175イニングに留まった。打者との対戦においても3巡目以降の対策の必要性を指摘している。

If anything, Maeda was a poster boy for the third time through the batting order penalty. In his first two trips through a lineup in 2016, opposing batters hit just .200/.262/.323 against the right-hander. But after that, batters teed off to the tune of .343/.392/.504.
どちらかと言えば前田は、打者との対決が3巡目以降になると打たれ出す、典型的な投手と言える。今年、前田は右打者との対決において、1巡目と2巡目は、被打率.200 出塁率.262 長打率.323 に抑え込んだ。しかしその後(3巡目以降)、被打率.343 出塁率.392 長打率.504 に跳ね上がる。

 しかし、年間通じてチームに貢献した前田に対して、ロバーツ監督からの評価は総じて高い。露呈した弱点に関しても、it wasn’t from lack of preparation or lack of will(準備不足や集中力の欠如、といったことから起きている問題ではない)と、擁護している。

 チームは4年連続で地区優勝を飾りながらも、またしてもワールドシリーズ進出を逃してしまった。1998年以来の世界一に向けて、前田の右腕は必要不可欠だ。

 本人も自身のツイッターで、『自信になった部分もあるし、課題も見つかった』とコメントしている。来季、どのような進化を見せるのか、期待したい。

出典:
SB Nation
2016 Dodgers review: Kenta Maeda
By:Eric Stephen

http://www.truebluela.com/2016/10/25/13401338/kenta-maeda-2016-dodgers-review

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