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後釜獲得で、逆に評価はうなぎ上り。三振が少なく、出塁率の高い青木宣親の魅力

今季、後半戦に輝きを取り戻した青木宣親。各球団の評価も急上昇だ。数字が示す、青木の存在感。ロイヤルズは青木の後釜に1年契約でリオスを獲得したが、それがかえって青木の価値を浮き彫りにさせている。

2014/12/24

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World Series - San Francisco Giants v Kansas City Royals - Game Six

数字から評価できる、青木の力

 MLBのストーブリーグも大物選手の大半が片付き、ステージが移ってきた。連日、米メディアでその名前が取りざたされているのがロイヤルズからFAとなった青木宣親。在野に残るリードオフマンタイプの選手としては、最上位の存在だ。

 候補に挙がるのは、出塁率の高い左打ちの外野手を欲しているチーム。オリオールズ、レッズ、マリナーズなどの球団名が、連日米メディアを賑わせている。

 評価はうなぎ上りだ。青木の今季年俸は191万8750万ドル(約2億3000万円)。それに対し、米メディアでは年俸は800万ドル(約9億6000万円)で、2~3年の複数年契約での決着が予想されている。

 2年過ごしたブルワーズから、アリーグのロイヤルズへ移籍した今季序盤は、リーグの違いに苦しんだ。故障によるDL入りも経験したが、終盤に入り本来の輝きを取り戻した。

 後半戦は打率.317。これはリーグ7位の数字だ。9月は打率.379と驚異の追い上げを見せ、ポストシーズンでも29年ぶりのワールドシリーズ進出へ大きく貢献した。快進撃を演じたロイヤルズの2番打者として高い存在感を示した。

 米球界で、特に評価されるのが高い出塁率だ。メジャー挑戦後3年間の出塁率は.355、.356、.349で、通算.353。43四球は決して多くない一方で、特筆されるのが三振の少なさ。今季の49三振は、V・マルティネス(タイガース)の42三振、スズキ(ツインズ)の46三振に次いで3番目に少なかった。

 出塁率には相手失策による出塁が加味されない。青木の俊足がミスを誘い、相手内野手の失策と判定され、出塁しているケースも少なくない。今季アリーグ打者の平均出塁率は.316だったが、相手失策による「数字に表れない出塁」も加えれば、そのリードは大きく広がるわけだ。

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